数万字以上の長めの小説作品で、一度読んだら忘れられなくなる作品と...
数万字以上の長めの小説作品で、一度読んだら忘れられなくなる作品と、読んでいる最中は最高〜と萌えているのにすぐに内容を忘れてしまう作品は、何が違うのでしょうか?
御本が増えすぎて整理する時などに、「表紙を見て内容を思い出せない本から手放す」等聞きますが、「内容はほとんど思い出せないけどこの御本好きだった気がする…!」と読み返したらやっぱり最高で、「危ない、手放すところだった」となるタイプの小説があります。でも読み返してもまたすぐに内容を忘れてしまいます。
一方で、一度読んだだけで脳にストーリーが焼きついたかのように忘れられなくなる作品もあります。
そのような経験はありますか?
それらの作品は何が違うんだと思いますか?
私の経験では、作家さんごとにタイプが分かれることが多いです。忘れられない話を書く作家さん、読んでいる時は激しく萌えるのにすぐに内容を忘れてしまう作家さん。
決まった答えはないかもしれませんが、ご意見聞かせていただけたら嬉しいです。
また、いただいたご意見を、作品を作る時の参考にしたいです。
みんなのコメント
前者は原作軸のシリアス、後者は現パロのラブコメの印象
どっちも大好きだけど、内容をがっつり覚えてるのは前者かな
原作軸な分オリジナリティとか解釈とかが詰まってて印象に残りやすいんだと思う
後者は萌えどころを押さえてる分読んでる時のときめきはすごいんだけど、ストーリーがテンプレ化しがちで似たような話が多いので内容忘れてること多い
よほどの馬じゃない限りは後者の方が受けは良さそう
緩急かな〜
7年くらい追ってる推し字書きさんの作品の中で、タイトルですぐ内容思い出せるのとブクマはしてるけどぼんやりとしか覚えてないのがある
前者は刺さり具合が基本60だけどピンポイントで100があるとしたら、後者はずっと80みたい感じ
あとはシンプルに話のネタが印象に残るとか、タイトルが独特で内容に合ってるとか?連想ゲームで思い出せるかどうかかも
限りなく個人的な趣味嗜好で言うなら、すれ違いモノが好きだから、めちゃくちゃ好きな作品はすれ違った理由から和解までほとんど覚えてるし、文字数で言えばそこが8割みたいな感じ
読者に想像の余地が残されている本はぼんやりとした読後感になるけど頭にずっと残る本になる。
想像の余地が残されていない、本の中に答えがすべて書かれている本はすっきりとした読後感になるけど記憶にあまり残らない。
映画とかでも同じだよね。スカッとする内容の映画は観ていてすごく楽しいけど、生涯最高の映画は?という問いにはあがりにくい。「すごく面白いけど、これどういう話だったんだ?」って一週間もやもやするような映画のほうがそういう問いにはあがりやすい。
一度読んだら忘れられない作品
・構成が上手い(伏線回収や感情の動き、緩急など)
・メイン以外のキャラクターもいい感じに存在感がある
カプ萌えやキャラ萌えを差し引いても面白い、みたいなところかも。
1度読んだら忘れられない作品
・オリジナリティが飛び抜けてる
・なのに納得して読後感が強烈
好きだけど忘れる
・よくあるネタ、展開
・文章うまいからスラスラ読める
前者は読んでる途中でも「あれ?」ってなって読み返したりする事がある。後者はそれがなく読み始めたらラストまで一直線。あと前者は冒頭から世界観に一気にのめり込む。後者はジワジワ世界観に浸る。
私の場合はバッドエンドか道中物凄い暗い鬱展開の物は何年経っても覚えてる
人間の脳って嫌なことの方が記憶に残るみたいだから、ある程度ストレスかかる話の方が忘れられなくなるんじゃないかな
でもはっぴ~~~~らぶらぶいちゃいちゃ♡あほえろ♡♡♡みたいなのはそもそも読まないから、もしかしたら引き当てた神作がたまたまそういう傾向だったのかもしれない
だいたいどの小説も1年もしたら忘れる
どれも似たりよったりなネタだし、そんなたいした作品が二次にあると思えないけど…
トピ主は忘れられない小説があって、忘れるものとの差を質問してるんだから、そもそもあなたは二次小説だと回答できないってことだよね
なんかこういう話題で必ず二次下げに来る人居るけど単純に原作に大してハマってないか読んでる量が少ないんだと思うよ…
商業と一次だけ読んで二次にはわざわざ顔出さなくていいし、一次で比較できるんなら二次下げしてないで一次で質問に答えてほしい
ある程度の毒というか、悲しみとか衝撃があると忘れられなくなる
え、最後までくっつかないの?とかここで終わるの?とか、え、こんな展開する?とか
ただそれがなくても飛び抜けて面白すぎるものは覚えている
単純に面白すぎて何回も読み返すからだと思う
一度読んだら忘れられなくなる作品=自分の価値観を揺さぶられるやつ
読んでいる最中は最高〜と萌えているのにすぐに内容を忘れてしまう作品=自分のいっときの欲望を満たすやつ
個人的には優劣はなくてどっちも最高
既出だけど自分も想像の余地のあるなしだなー
一次でも二次でもハピエンでもバドエンでもなんでも、読了後にこのあとどうなったかな、どうなっていくかな、また事件がありそうだな、とか想いを馳せることができる作品が記憶に残る
忘れちゃうけど好きなほうは、完結が本当の意味で完結になってるというか、しっかり終わられすぎて想像の余地が無く読んでる時すっきりしてすぐ忘れがち
忘れられない作品=心を揺さぶられるような展開、題材かなあ。すれ違いとか一時的に別れるとか。衝撃が大きいほど記憶に刻まれる。
忘れてしまう作品=ほのぼのした日常系。読んでる途中は癒やされるし、読後感もHappyなんだけど、如何せん衝撃がないから忘れる。
でも、どっちが良いとか優劣はつけられないということは添えておきます。それぞれに良さがある。
王道でベタなのは、読んでる時は楽しくても割とすぐ忘れちゃうな。そういう小説が多いから一個一個覚えてられないのかも。
ずっとずっと覚えてるのは、すごい尖り散らかしててオリジナリティが高い作品。変なパロ設定とか急激なバッドエンドとか、同ジャンルに似たような小説は一個もないだろう、って思うようなの。それでいて面白いやつ。
トピ主です。まとめてのお返事で失礼します。
色々な視点からのたくさんのご意見ありがとうございました。どちらのご意見にも深く頷きつつ、いただいた意見をまとめてみて、自分一人ではおぼろげだった違いが見えてきた気がします。
忘れない
・原作軸シリアス
・オリジナリティ
・解釈、キャラクターの存在感
・緩急がある、凝った構成、一直線
・独自、強烈、印象的、衝撃、バッドエンド
・価値観や心を揺さぶられる
・趣味、嗜好、性癖に合う
・想像の余地のある読後感
忘れがち
・現パロ、ラブコメ、甘々、ほのぼの
・ときめき、癒し
・いっときの欲を満たしてくれるもの
・王道展...続きを見る
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