最初から最後まですべての描写がその通りだ、そのキャラクターら...
最初から最後まですべての描写がその通りだ、そのキャラクターらしい像だ、私の理想とするCP観だ、と感じられる物語を書かれる方がいます。
二次創作に正解が無いことは分かっていますが、お話しをさせていただくと、キャラクター観やCP観が私と似ているので、余計にそう感じるのかも知れません。その方も私も、原作沿いの話を好み、書いてる字書きです。
私はもともと、自作にはあまり自信が持てないタイプです。それでも原作に触れて惹かれたキャラクター像や関係性を、拙くても自分なりに思いを巡らせ丁寧に書きたいという気持ちから創作をしており、その気持ちが創作の芯になっていました。
ですがその方の作品を読んでいると、私の理想とするキャラクター像や関係性が高解像度で描かれていると感じられて、自分の書くものがとても浅はかに思えてしまいます。
私がキャラクターたちの関係性に重ねていた単語と同じ単語の入った一文が、その方の作品に出てくるのですが、自分で表現するよりもよほど彼ららしく、また彼らの芯になるところを的確に捉えられている一文と感じられて、打ちのめされて泣いてしまいました。
自分の惹かれるところ、好きなものを書きたいという気持ちは変わらないのに、その方の書かれるものと比べて、どうしても自作が浅く見えてしまって苦しいです。
お話しをさせていただいたとき、その方は私の作品について好意的な感想を寄せてくださったのですが、相手のほうがそのキャラクターらしい素敵な文章を書かれるのにと思うと素直に喜べず、そんな気持ちを抱いてしまうことも申し訳なく思いました。
自分の惹かれているところを少しでも思い通りに書くために、どのような努力が出来るでしょうか。
また、人の作品を“正解”のように感じ、打ちのめされて落ち込んでしまったとき、どのように気持ちに折り合いをつけているか、宜しければお伺い出来ますと嬉しいです。
みんなのコメント
一旦その書き手さんのことは脳内からシャットアウトして、原作と自分の解釈に向き合ってみては?
某同人女の漫画でやってた、原作の好きなシーンを全部抜き出して自分がそのシーンのどんなところが好きで心動かされたか文章で表現してみるっていう練習方法?あれ良さそうなので私は自分でもやってみたいなと思いました
結果、理想とする字書きさんと同じように見える部分があるならそれはそれでよし、でも絶対に完全一致はしないと思うんですよね…そこを突き詰めてみるのはどうでしょう?
コメントを有難うございます。
一旦シャットアウトして、原作と自分の解釈に向き合うこと、はっとしました。
最初は、そのようにして創作していたはずだったのですよね。
そして向き合ったところにあったものを、書きたかったのだと思いました。
自分の好きなシーンを抜き出して心動かされたところを文章で表現する練習方法、私も早速やってみようと思います。
今頭の中で考えただけでも、凝り固まっているところや上手に言葉に出来ないところ、新しい発見が出来そうなところなど、色々な場面がありました。
完全に一致はしない、というお言葉も、やはりはっとしました。
突き詰めてみる、とても大切なことですし、二次創作...続きを見る
申し訳ありません。
最初に立てたトピ文がとても長くなってしまい、自分でも聞きたいことが分かりづらいと感じたので、一度消してこちらに立て直してしまいました。
トピ主さんが辛いなら、勿論お相手の作品と距離を取ることもいいと思います。趣味なので苦しい思いはしないのが一番です。でももし、考え方を変えられそうなら変えてみませんか?
トピ主さんがやりたいことは「自分が感じた原作の解釈を形にすること」これは、一歩間違うと「誰が一番正しい解釈か」を競う図式になってしまいます。
でも、同人誌って実際のところ多くは「共感」のやりとりだと思うんです。原作のここがいいよね、こうなら素敵だよね、どういうところが好きか、同好の士と共感して心を豊かにする場です。
お相手の解釈が素晴らしいなら、それに「共感」することは、きっとトピ主さんにとってもお相手にとっても心...続きを見る
考え方を変える、考えたこともなくて目から鱗でした。いただいたコメントを拝読して、心があかるくなったように思います。
書き手としての私は、どこかで作品を“論文”のようなものに感じていて、他の誰かが“正解”を示しているのなら(それが既出であるなら)、自分の言葉にはもうし得ないものだと強く思ってしまうところがあります。
同じ原作、キャラクター、CPを見ているのですから当然なのですが、誰かと言葉が被ることを恐れているようなところさえあるなと思います。同じ言葉で思っていても、後からそれを言ったら真似になってしまう気がして、思うように書けなくなってしまうためです。仰っていただいたように、ネタ追いや...続きを見る
トピ主さんはご自分の作品を浅いとおっしゃっていますが本当にそうでしょうか?
お相手の方がトピ主さんの作品に好意的だったように、実際はとても素晴らしいものを書かれているのだと思いますが、自作に自信が持てないために過小評価しすぎていませんか?
相手の作品はありのまま(もしくはそれ以上に高く)評価しているのに、自作を過小評価している……これではつらいはずです
まずは自作の良く出来ていると思える部分を挙げてみてください
ここの台詞がキャラっぽく書けたな~とか、ここの比喩が良い感じに出来たな~とかなんでも良いです
きっと自信にも繋がるし、良いところがわかるのであれば反対に改善すべき部分もまた見...続きを見る
自作については、何だか違和感があるな、というところ、稚拙な部分ばかりを気にしてしまうのだなと、コメントを拝読して思いました。自分で書いたものなので、読み返していると「言おうとしたことは分かるよ」、と思うのですが、言い得ている、と心からは思えない、という感じです……。
ひとの書いたものには心からの賛辞や敬意を向けられるのに、自分で書いたものには粗ばかり探してしまうのかも、とはっとしました。まずは自作の良く出来ていると思えるところを探す、そう言えばそんなふうに考えたことがなくて、大切なことだな、と深く頷いています。
今まで自分を褒める、というのは、内面でするのであってもどこか偉そうな感じがして...続きを見る
物事を多角的に考える練習をするといいですよ
同じキャラでも同じシチュエーションで毎回同じ行動をとるとは限りませんよね
その時の心や体の状態、その他の環境要因で結果が大きく変わることもあれば、いつもと違う行動をとってしまうこともあります
その要因を変化させることで物語を広げたり、意外性を発掘したり、創作に正解がないってそういうことかなぁと…
そのお相手は読み手を納得させる説得力のある文章を書かれるのだろうと想像します
トピ主さんがそれに圧倒されて正解と感じてしまう気持ちもわかります
ただ!すべて妄想なので!正解のようでいて正解ではないのです
かといって間違いでもない
なのでトピ主...続きを見る
物事を多角的に考える練習、なるほど!と思いました。
同じキャラでも、同じシチュエーションで毎回同じ行動をとるとは限らない、というのもその通りだなと思います。その要因を変化させて描ける、ということは、表面的でない、キャラクターの芯のところを捉えられているということなのだろうなと思います。
コメ主さんの仰るように、相手の方はそういうところを描くこと、捉えることがとても鮮やかです。
だからこそ、こんなにも惹かれてしまうのだなと思いました。
私が“正解”と感じてしまう気持ちを、否定しないでいてくださってありがとうございます。その上で、正解のようでいて正解ではないし、かといって間違いでもない、と...続きを見る
コメントをする