もう何年も前の支部ランキングで見かけた作品。ジャンルの事は詳しく知らないのに、タイトルが気になってなんとなく見てみたら最初の一文から惹きこまれた。
かろうじてこれは原作と違うパロディ作品だとは分かったけど、後にも先にも全然知らないジャンルであんなに最初から最後まで面白い二次創作小説は他に知らない。唯一通ってないジャンルの小説でいいねブクマした。
ある日久しぶりに読もうと思って調べたら支部から消えてて、うろ覚えの内容で検索をかけたら作者の方がヒットした。どうも今は商業で活躍されているらしく、あれだけ心を掴む文章を書ける人だから納得したし、そんな方の作品を読めたのはとてもラッキーだったなと思っている。

10年前くらいのジャンルで知って今もずっとフォローしてる、以前旧Twitterでバズったおけパ漫画の綾…さんみたいなタイプの孤高の天才字書きがいるよ〜！
筆が鬼のように速くて、二次創作ガンガン更新しながら一次創作のシリーズものを数百話書いてたり、もうこの人にとって書くことは呼吸と同じなんだなってレベル。長編の大作から、サクッと読める1万字弱くらいのものまで、どれ読んでもどう生きてたらこんな描写思いつくんだろうと毎回新鮮に感銘を受ける素敵な文章で、初めて読んだ日は感動と興奮で朝まで目ギンギンで眠れなかった(笑)
上の方で筆力とあったけど、圧倒的な力でその人の作り上げる世界に引き込まれる感じ。文章なのにまるで映画を観てるみたいなんだよね。
ジャンル移動も割と早いんだけど、どのジャンル行っても「このカプ好きかも」って言ってから秒でものすごいクオリティの作品を上げてくる。そこからは50本、100本あっという間に書く。支部更新されるたびTL沸きまくり。
作品が素晴らしいのはもちろん、交流ほぼなしで大量に寄せられる賞賛コメントにもあまり返信しないから余計神格化されてる感じ。
ただ、たまにジャンル被ると同じ字書きとしてはこの人いるなら自分で書かなくてもいいや〜ってなりがち。嫉妬とかもうそういう次元ではなく、神の産み出すものが最高すぎて浴びる側にいたいと思ってしまうというか。
神、これからもお慕い申し上げます。

素晴らしいトピ！！是非マイ神の話をさせてください！！フェイクありです
まるで映画みたいな小説を書く人。ただ読んでるだけ、意識して想像しなくても頭の中にはっきり映像が浮かぶ。シンプルで淡々とした硬い文章の中に、上手く「サビ」が溶け込んでいて、その言葉選びのうまさ、読み手が油断しているようなタイミングで文章のリズムを上げたり、舵を切って落としたりしてくる。読むたび感情をぐっちゃぐちゃに掻き乱される。
それでいてエロは♡も汚喘ぎもなく、ちょっとニッチで人を選ぶような設定で、期待しているよりも遥かに上回って過激。自分の知らない見てはいけないものを脳に直接刻み込まれてる感じ。えろいのはもちろんのこと背徳感を煽るのがうまくてその上語彙力も発想力も半端ない。
選ぶテーマにもセンスがあって、ぶっ飛んだ内容ではないのに明確なオリジナリティがあって、暗い話もハッピーエンドもどこか切なくて、一度読んだらきっと絶対忘れられない。そんな神が界隈にいます。
引き算のうまいこと。無駄な文がひとつもない。全部の文にその場所に存在する理由があるというか。人が読んでて心地いいリズムを完璧に知っていて、それを崩すことで話の展開に強弱をつけてる感じ。原理はわかっても絶対に真似できない、いくらインプットを増やしたところで太刀打ちできない、これが才能か・・・
神の小説を初めて読んだときはわけもわからず、ぼろぼろ泣いてしまった。とんでもないものを見せつけられた感覚と、ぞっとするくらいの話のおもしろさ。読み終わって呆然とした。全部の話がそう。自分も字書きで長年同人やってるけど、こんな人滅多にいないし同じ界隈に居るの奇跡。もはや嫉妬もしない。二次も文芸本もよく読むけど類似がいない。もっともっともっとたくさんの話を読みたい。この人の頭の中を知りたい。短編しか書けないって言ってるけど文学賞とか・・・一度でいいから挑戦してみてほしい。そのくらいの人。伝えたいけど差し出がましいし畏れ多くて無理だけど。この才能が手に入るなら、と何度考えたことか。
あとあとXでは絶対言えないけど、最近他カプ大手にヨイショされまくってて、そりゃそうだよこんな人自カプに絶対いてほしいよ！お願いですからいなくならないで・・・・！！！

マイ字神の話です。

最初短編を何本か投稿されていて、その時から言葉の選び方が独特で比喩がすごくきれいだったのでファンでした。
しかしあるとき投稿されていた長編を見て気が狂いました。ハチャメチャにうまい。すごく引き込まれるストーリーで、10万字近くあったのに一晩で読んでしまいました。読んだ後も余韻が抜けず、今でも定期的に読み返しています。もともと言葉の表現がうまかったのはもちろん、話の構成力が半端じゃなかったです。情景もきれいで映像みたいに頭に浮かんでまるで映画みたいな読後感。「あっという間に読み終えてしまった」ってこういう作品のことを言うんだな……と思いました。

その後も長編をどんどん更新してくれるのですがはずれがないどころかなんかパワーアップしてる。もうカプ要素なくても普通に作品として面白い。作風も重めシリアスから爽やかで心温まるラブストーリーやギャグまで幅広い。「プロですか？」「このシナリオで新人賞出しても狙える」と言われるほどのレベルでした。作品の雰囲気やキャラに合わせて作風や文体、漢字の開き具合や章立てまで変えていて、作品に対する世界観やキャラ観に徹底的にこだわっている方でした。

これだけでも十分すごいのですが、何より感動したのが原作リスペクト意識です。普通にその原作を知らない人でも楽しめる内容にはなっていましたが、原作やキャラのことをより理解していればしている程ハッとするような小ネタやオマージュ、オーバーラップする比喩の描写などがちりばめられていて気付いたときは衝撃でした。何度も読まないと絶対に気づかないようなネタが随所に仕込まれていて、原作の世界観やキャラを最大限尊重して書いているのだなと伝わりました。

Xのアカウントで少し交流もさせていただいたのですが、びっくりするほど腰が低く、明るくきさくで親しみやすいような雰囲気の方でした。しかも小説はこのジャンルで初めて書いたそうです。もう嫉妬も起きません。ただただ自ジャンルにはまっていただいて、素晴らしい作品を書いてくださってありがとうございますと思っています。

オリジナルを書いてもうまくいく方だと思いますし、そのうちプロになったりするんだろうな……と思いながら応援させてもらっています。自ジャンルの小説が消された時のために、上がっている小説はすべてプリントアウトして持っています。
いつか自ジャンルを去って、大きな存在になってしまったとしても（今でも十分大きな存在ですが）応援したいと思いますし、一時的にでも自ジャンルにはまってくれてありがとうと思っています。