漫画画面の暗さ明るさ、雰囲気をコントロールするコツを教えてくださ...
漫画画面の暗さ明るさ、雰囲気をコントロールするコツを教えてください。
例えば主人公が昼の街を歩いていて、ある事実に気付きものすごく気が重くなるシリアス展開があるとします。
そういうとき、主人公の心情を表現するために画面全体を暗めにしたいと思うことがあります。
数コマであれば背景をカケアミやトーン処理で無理矢理暗くできるのですが
それが続くと「いま夜なの??」という感じになってしまいます。
かといって背景は昼の明るさだし…
こういう場合、何かよい処理方法があるのでしょうか。
あるいは主人公を路地裏に移動させるとか急に雨降らせるとかで暗い状況を作った方がよいのでしょうか。
また、黒髪や黒服の登場人物が集まると何でもないシーンで画面が暗くなりがちです。
黒ベタの変わりにグラデトーンなどで軽量化を図りますが、他の白いページに比べそのページだけ黒くてバランス悪い…。
下手するとページの中の一コマだけ黒が多くてバランス悪いなんてことも…。
プロの漫画を見ているとそんなことあまりない気がします。
明るい画面、暗い画面、みなさんどうやってコントロールしてますか?
みんなのコメント
たとえば、背景は昼なので白っぽいけど、人物の背後に光源があって人物の顔は影になってるとかどうだろう?
周りは明るいのにその人物だけが暗い気持ちになってる…っていうコントラストも表せるかなと思った。
(スマホのメモ帳に手描きの雑絵だけどこんな感じ)
ストーリーとかキャラのショックの度合いとかにもよるけど、気が重くなっているというよりショックで動転してるという表現にするのもありかと思いました
・白黒反転させる
・暗くするんじゃなく逆に全体的に白っぽくする(風景の線を細くする、影などを省く)
・風景は普通に描くけど全部のコマでアングルをめちゃくちゃ斜めにしたりコマの形を多角形にしたりして不安定さを出す
ベタの濃度のコントロールは、例えば教室内で黒髪・制服いっぱいみたいな場面の場合、主人公など注目させたい部分だけパキっとベタを入れて、背景になる部分のベタはカケアミや濃いめのトーンと細めの線画で薄く見せたりしてます
自分は主人公の気分が重くなった場面を表すときは、頭が真っ白に、といった雰囲気にするかも
ショックを受けた時って景色から色が抜けるとか周りの音が聞こえなくなるとか世界から切り離されて孤立したって感覚を想像する。
それを表すのに、例えば周囲の人物や物体などにトーンかけてぼんやりさせたり、周りの人の表情を描かなかったり、主人公の周りを人が避けて見えたり、視線や進行方向が1人だけ違ったり、そういう空間を見せるために引きのカットにしたり。
画面全体を暗くしたいならトピ文にあるような天候も良いし影に入れるのも良いと思う。路地裏にわざわざ行かせるよりは、歩いている途中に偶然落ちた影の方が自然だと思う。...続きを見る
周りはまっ白、主人公はちょっとうなだれてる、彼の前に長く黒い影がのびているって感じはどうだろう?
背景は全部消して、彼がショックを受けていることを表す
小説だと『周りの音が遠ざかった』みたいな感じの心理的動揺を表すシーン
トピ主です
みなさんありがとうございます!
画面を暗くすることばかり考えていましたが、自分の頭が硬かったと気が付きました!
いろんな表現方法を教えていただけてどれもとても勉強になりました……みなさん引き出しすごいですね…
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