まず、結論から言うと、「絵師（イラストレーター）界隈が過程や努力を特別に重視している傾向は確かにあります」。
それがAIに対する反応の違いにつながっている面はかなり大きいと思います。
理由を整理してみます。
① 絵は「プロセス」と「自己表現」が本質だから
イラストや美術は、単なる成果物（＝画像）だけでなく、描き上げる過程そのものが大きな意味を持つ文化なんです。
どれだけ時間をかけたか、どんな苦労を乗り越えたか、どんな想いを込めたか
これを含めて「作品」と見なす価値観が、長い歴史の中で育まれてきました。
だからこそ、「結果だけ」を一瞬で作るAIが受け入れられにくい。
「オレたちは何年もかけてこれをやってるのに、ボタン一つでできるってどういうことだ！」という感情が生まれやすいんです。
② 他の業界（IT・音楽・声優など）との違い
仰る通りITや文章、音楽、声優などの分野にもAI導入への抵抗はありますが、
IT：元々「効率化・生産性向上」を目的に発展してきた
文章：昔から編集・推敲・代筆の文化があった
音楽：打ち込みやエフェクト技術が長年存在している
つまり、「結果が良ければOK」「ツールは使いこなしてナンボ」という価値観が比較的根付いています。
これに対して、絵師界隈は個人の手作業・職人技・修行文化が強く残っているんです。
「ツールを使う＝ズル」だと感じる人が、特にベテラン層を中心に多いのも特徴です。
③ 「過激な反応」は界隈の一部だけ
ただし大事なことは、絵師界隈すべてが過激なわけではないということです。
普通にAIを道具として受け入れているイラストレーターも増えています。
過激な反応（放火予告や脅迫など）は、ごく一部の「自己表現とプライドを極端に結びつけている人」が暴走しているだけです。
それが目立って見える、という側面も大きいですね。
世の中全体では「結果と生産性重視」の流れが加速していて、絵も例外ではありません。
そして、これからの時代では「過程を大事にすること」と「ツールを活用して結果を出すこと」の両方を、うまくバランスを取る人が強くなると私は思っています。

自分はAI推進派ですが、こういうAIの有用性を殊更にアピールする人間は同じ推進派だと思えません。
今後AIがどんどん導入されていくと考えているなら、Aiを使わない人の事をいちいち気にする必要ってないじゃないですか。使わないクリエイターは勝手に出遅れて沈んでいくだけなんですから
むしろ現時点、AIを使う事で他の未使用クリエイターと差を付けた方が自分が優位に立てるのでは？
自力で書ける人間がAIを活用し始めたらAIに頼っている人間は負けてしまうので、AIを使わない人間を使う側に引き込もうとするメリットってないんですよ。
別に我々がアピールしようがしまいが社会がAIを活用する流れに変わりはないんです。
その中で度々AIの有用性をアピールしてライバルを増やすだけの行動をするのってどんな意味があるんでしょう？