絵を描く前にストーリーを練ってはいかがでしょう？

例えば「女性がただ微笑んで立っている絵」と決めても、

「花束を持って微笑む絵」
「血濡れの骸骨をもって微笑む絵」
「動物に囲まれて立って微笑む絵」

では、全く意味合いが異なります。

絵を描く、という事はストーリーの中の一瞬を切り取る事です。
評価を貰っている絵はこれが上手い人が多いです。
前後のストーリーを想像させるヒントを散りばめると
あとは勝手に見る側が解釈してくれます。

絵の方向性が決まっている人は、自分が描きたい世界観が確立しています。
シリアスで人間の内面に迫るものか、ほんわかしていてただ癒されるものか、
恋愛特化で終始ドキドキするものか、性癖をついてくる江口いものか。
作家さんごとに得意分野があるはずです。

自分が好きな漫画を上げていくと結構傾向が分かると思います。
キラキラの少女漫画が大好きな人が
激しい戦闘シーンの絵を描こうと思ってもなかなかできません。
もちろん、シリアスと決めてもギャグが描きたい時もあるかもしれませんし
絶対これしか描かない、などの無理な決めつけはしなくていいと思いますが。

それでも世界観が確立している作家さんには、熱烈なファンがつきます。

まず軸があって、そこから派生したストーリーに沿って描いていくと
そういう世界観が好きな人が集まってくると思いますよ。