自分は積極的には読まない派です。理由は評価数が高い作品でも自分に合わずに読むのにストレスがかかるからです。
ブックマーク数から考えて、文章の成長は見込めています。（成長期かもしれませんね）
自分は文章の能力を上げたい場合は商業の作家さんをお手本にしています。夢野久作とか。これは単に自分の目指している文章がそういった物だからです。二次創作で高く評価されている小説は自分の目指す方向性が違うからお手本にしません。
最近では夢界隈で創作していますが、大量のファンがつくというよりはどっちかというとコアなファンがついてくださっています。
トピ主さんの見てきた方々は、評価が少なくても自分の好きなもの、自分にとって一番面白いものを作ろうとしているのかもしれません。その作ろうとしているものの方向性が違うので二次創作を積極的に読まないのかもしれません。

他人の書いたものを読むとオリジナリティが損なわれるなんて甘いことを言っている人間はそもそも創作に向いていないというのは、小説の書き方的な本にもよく出てきますね。
読まない人間には書けない。
ただ、読むのが自ジャンルや自カプでなくてもいいんだろうなと思います。純文学でも大衆小説でも商業BLでも他ジャンル二次創作でもいい。とにかく沢山読んでいる人間の方が、ごくわずかな例外以外はよく書けることが多いと感じます。
書き慣れている人は自カプ一作目から上手いですしね。
私自身はたくさん自カプの漫画も小説も読みますが、メリットは界隈の流行りや好みを把握できるくらいです。
これが出来るとブクマと販売数は稼ぎやすいですが、それだけ。
読んでる人の方が上手いのは同意、自界隈を読んでる人ほど上手いのは、そういう人は多分商業も純文学も手当たり次第に読んでるから結果論な気がします。

そのジャンルの特定界隈で人気になりたいなら、大手の作風を真似るのはアリだと思いますが、自分のクオリティアップ目的でやろうとは思えないですね。そして、それをやっている人を見ても、受けが良くなった事による数字以外、アップしているとは思えません。数字を最優先にするならありだとは思いますが、参考にされた人気字書きが居るならそちらを読めば良い話ですし。
そもそも、二次なんて萌えとジャンルブーストで読み手側が自らのめり込んでくれるから萌えるモノを提供出来ている訳で、大多数のそれを冷静に読んだら商業と比べるのも恥ずかしいモノが殆どです。大手のものも、文法や技法自体は拙い物が多いですし。単純に読み物としてのクオリティアップを図るなら、商業用のそれと比べて自分を磨くか、専門誌でも買ったほうが有意義かなと。
クオリティなぞ知らん。兎に角二次で天井取れれば良い、なのであれば、二次向けの書き方を学ぶのは良いと思います。

旬ジャンルの初期ブーストで人気になるのは分かりやすいいちゃらぶやエロ。深い考察を並べるより、ご都合主義でもするっと進んで読める物。もしくはジャンルによってはチャンネル系や救済系、たまにクロス系。……この辺でしょうか。クオリティが高くても、どシリアスや長編は余程の一握りで無ければ伸び無い事が多いです。

他人の二次を読む事そのものは全然良い（寧ろ自分も読む）、ですがそれを参考にするという感覚は共感し難い、一個人の意見です。

他人の二次創作読んでないです。
理由は単純ですが自カプ小説を書いてるのが自分しかいないからです。絵描きはいるんですけどね……。
一応ジャンル全体でなら数千件は小説作品がありまして、ただキャラが何百人もいてシリーズも何作あるんだみたいな感じなので他カプのことよく知らなかったりするんですよね。だから読まずに終わってしまう。
そんなですけど、一応ジャンル全体で人気順検索すれば作品のいくつかは1ページ目にきます。
文章の参考にしているのは商業だけなのでまあまあ成長につながっているのではないでしょうか。
どちらかというと、自分はひたすら同じものを見るより映画も見るし、漫画も好きだし、旅行したり美術館行ったり博物館行くのも好きなのでそういう影響の方が強いような気もします。

自分がいる界隈には抜群に小説がうまい天井作家がいるのですが、彼女はジャンル内の小説や商業小説や研究書を常日頃から手当たり次第に読んでいます。読書量がすごいです。
そして彼女はいつも中堅クラスの字書きの作品からネタを拾ってきて、そのネタをブラッシュアップしたものを発表しています。これがゆるパクという行為に該当するのでしょうが、ROMたちは当然上手い方が読みたいので誰も指摘しません。やられた中堅字書きたちは疑心暗鬼になって他人の作品を読めなくなり、クオリティも頭打ちになってます。

なのでトピ主さんが言う「他人の作品を読まない字書きはクオリティが頭打ちになる」はある意味で真理だと思います。

他人の作品を読まない人は真面目な人が多くて、読む人ってパクることに躊躇いがないのでしょうね。

全くではないけど、他作品はほとんど読まない字書きです。
素人の文を参考にするのはちょっと危険かなぁと思っています。上の方と同じく萌えは自分の中にあって、それをどう表現するかが課題になるから、目指したいと思うところを見るとすれば、好きな商業作家の作品や映画や音楽が中心になります。
天井とりたければその辺りの作品を読んで参考にするのは間違いではないと思う。でも自分はそういう作品を書きたいわけではないというか……。

誰が他の作品を読んでいて、誰が読んでいないのかも知らないから、そういった違いもよくわかりません。だいたいみんな同じに見える。上手いなぁと思う作品に出会えたら、それはそれで幸せ。手っ取り早く参考にするという考えは失礼に思うし、すごいなぁと思う人の作品は、そう簡単に真似できるものではないと感じることが多いです。

人によるのかなとは思います。
私は二次も商業もなんでも読んだ上でご反応を頂いていますが、読まないと公言している方のものでも素晴らしい作品に出会ったことがあります。私の中では人生の中でベストスリーに入るくらい大好きです。
なので、ご本人にあった勉強の仕方があるのではないかなと思うし、それが他の方の二次創作も含めるのかは人それぞれ…なのかと。
それに、読まないとあえて言っておくことでトラブルを避ける方もいますから、それぞれのやり方というかやりやすい立ち振舞いがあるのかと感じます。
まぁ、何事も楽しく出来るのが一番ですから、型にはめて苦しむよりかは楽しく続けられるのが最良なのかとは個人的には思います。

言いたいことは分かります。
結局、外から刺激を受けて材料を投入しないと、新しく面白いものが出来ないとは思います。

炊飯器に米と水しか入れなければ、なんど調理しても白米が炊きあがるだけ。
けどそこに冷蔵庫があって、卵や枝豆があるなら、白米以外のご飯を作ることができるわけですし。

「他人の二次創作は読まない」という点では、何も（自ジャンルの）二次創作に限らなくても良いかな、とは思います。
まったく関係ないような映画でも、小説でも、辞書でも、街中の様子でも良い、何かしらの外的要因・刺激を得ていれば、それが組み合わさって、新しい二次創作に繋がるからです。

ただ、例えば「面白い人気カレーを作って下さい」と言われた時に、過去に「面白い人気カレーを作って下さい」と同じ題材で作った他人のカレーを参考にするのは非常に有力です。
要は「市場調査」です。
人気のカレー店のメニューを参考にしたり、取り入れることで「何が人気なのか」「何が多くの人にウケるのか」「何が人気の秘訣なのか」を考えるキッカケにもなります。

その結果、自分の中の発送だけでは作れなかったものが作れたりもするわけです。

何にしても「インプットは大事」なのと「他人のアウトプットを分析する」のは大事だと感じます。
それが「他人の(自ジャンル)二次創作」である必要については、半々かな、とは思います。

うーん……少々主題とズレるのですが、そもそも、二次創作のしかも小説に"クオリティ"という言葉を使う事に違和感があります。
クオリティが高い=天井を取れるでは無く、需要に合った内容=天井を取れる、という印象が圧倒的に強いです。
技法が拙く設定に破綻があろうとも、どエロイ濡れ場を書ければそれだけで数字が伸びるジャンルやカプは多いです。逆に、原作沿いで深い考察と流れるような文脈、美しい語彙で組まれた作品が中堅に甘んじたりするのが二次創作です。
二次受けしやすいネタや展開、内容やキャラ付けというのは確かにあると思いますが、それはクオリティとは違うような？と。
ブランド物のバッグと普段使いしやすいバッグがあったとして、クオリティは前者でも購買層によっては売れるのは後者でしょう。そして、二次の購買層……もとい読者層の主な需要は、教科書に載るような文学作品では無くさらっと読めて萌えられるイチャラブやエロが多い（勿論、ジャンル等にもよるとは思います）。
数字を伸ばしたいのなら市場の需要をサーチし、それに適した商品を作る為研鑽する事は当然であり、それが悪いとは言いません。
ただ、それはつまり作者が作りたい物では無く、単純に数字を求めての物なんだろうなぁと思います。劣化している……と言いますが、それはトピ主様の好みから外れていっているから、もしくは単純に評価の数字だけを見てそう思っている可能性はありませんか？
ただ、評価が欲しいと嘆く人へのアドバイスであれば、人気作品を読んで真似れば数字伸びるよ、はある程度の真理だと思います。兎に角数字が欲しいのなら、選り好みせず市場と需要を勉強し取り入れるのは理にかなったやり方かと。

以上、一次畑出身で二次壁打ち、界隈評価上の下〜中程度の一字書きの戯言でした。