小説で「」に入れないタイプのセリフ?について。実際言っているのか...
小説で「」に入れないタイプのセリフ?について。実際言っているのかモノローグなのか分からなくて、読み方が分かりません。
例
「……君と別れたいんだ」
はく、と私は息を呑む。
どうして。
「悪いところがあれば、直します」
だから教えて欲しい。私の何がいけなかったの?
彼は頭を振った。
「ああ、そんな顔をしないでくれ。君が悪いわけではないよ」
ひとえに、君の才能についていけない僕が悪いんだ。
彼は悔しそうに笑った――
ああ、そんな顔をさせるつもりでは無かったのです。
こういう、一人称小説によくあるのですが、
・「」はつかないが、言葉みたい
・言葉みたいだが、その後、彼は言った、とも書いてない
こういう感じのものの正しい読み方が分かりません。
モノローグとして読むべきですか?セリフとして読むべきですか?
みんなのコメント
> ひとえに、君の才能についていけない僕が悪いんだ。
ここだけ台詞として読みます。
何故ならその後の
> 彼は悔しそうに笑った――
「悔しそう」という感情も一人称相手に伝わっているので。台詞がないとちゃんと伝わらないかと思いました。
まあでもモノローグとしても読めますね笑
セリフとして読まないと、そのあとに続く状況に続かないタイプはセリフでいいのですかね?
このあたり、一度読んでからどこのモノローグのようなセリフが実際セリフだったのかという判断、読み返さないと判断が難しいですね…
ありがとうございます。わりとこういった場合、他の人はモノローグとして捉えているのか、セリフとして捉えているのかを知りたかったので助かります!
私はモノローグとして読み終わったあと、いや、よく考えたらセリフかも!?と読み返し、ずっと悩んでしまいます
書き手の方のご意見ありがとうございます!
確かに山場のあたりで、一回くらい
君が好きだからだ。
「だから、君を大切にしたい」
こういう使い方だとセリフだと判断できている気がします。というか、セリフだとかっこいいな、と思うから、セリフとして読みます。
でも作風や文体で、これをよく使うタイプ(5回以上)だと、あれ、今のどっちだろうと混乱しちゃっていますね。
モノローグとしても口に出したセリフとしても使っちゃいます。
口に出したセリフなら、『〜と言った。』とか明示されている小説も多いと思いますよ。そこを目印にするといいかと。
ありがとうございます。
今回の質問は、「〜と言った」がないモノローグ?セリフ?なものの判断というか読み方?でして…
書き方が分かりにくくてすみません。
ありがとうございます!次のコメントの方が分かりやすく同じご意見書いてくださっていました。
一人称というところに着目して考えればいいと分かったので気持ちが楽になりましたー!
一人称視点という約束で読んでいるから、語り手以外の存在のモノローグは存在しない、と考えてセリフとして読みます。
語り手のモノローグを多用しつつ、他の登場人物のセリフを地の文として書くのは、読み手に対して不親切に感じます。
でも例文だと語り手のモノローグもセリフとして読むことができます。
思った、言った、という表現を安直ととらえて使いたがらない書き手が増えたのでしょうか。
主語の省略も多い印象があります。
だから視点のブレに気づかないのかもしれないですね。
一人称小説なら語り手以外のモノローグは存在しない。
ありがとうございます。この説明はとても腑に落ちました。
私はこのタイプの小説を読むたびにこれはセリフかモノローグなのかと悩む原因は、
『言った、語る、嘯く、系』と「」
が略されていることだけだと思っていました。
そのため主語省略については特に気にしていませんでしたが、『一人称小説なら語り手以外のモノローグは存在しない約束』に着目しながら読むように気をつけようとすると、どちらの発したものなのか?というところが一番大切なので、略されると困ってしまいますね……。
でも余程じゃなければ、『一人称小説なら語り手以外のモノローグは...続きを見る
ウッ
「」なしセリフを多用する側としてはとても心にくるトピですね
「……君と別れたいんだ」
はく、と私は息を呑む。
どうして。 (モノローグ)
「悪いところがあれば、直します」
だから教えて欲しい。私の何がいけなかったの?(モノローグ)
彼は頭を振った。
「ああ、そんな顔をしないでくれ。君が悪いわけではないよ」
ひとえに、君の才能についていけない僕が悪いんだ。 (セリフ)(彼女にはセリフじゃないと聞こえないから)
彼は悔しそうに笑った――
ああ、そんな顔をさせるつもりでは無かったのです。(彼女が思ったんだよね?じゃあモノローグ)
セリフだけ繋げた...続きを見る
ありがとうございます。
そちらならひっかかりません。声が漏れたが入ればとか尋ねるとかが入ればすぐ分かります!
すみません…この手の作風は好きで、傷つける意図は無いのですが、長年の疑問だったので…。
人称(視点)がブレていて「」使わないのは単純に文章の書き方が、下手くそなのでは。とくに上記の「悪いところは直す」以下の文章は、声に出されているのかかなりわかりにくいです。
さらにその下は相手側のセリフが、カッコ抜きで書かれている。
どうやって読むっていうよりも、書き手が読者に配慮しない自己満型の文章を書く人間なんだと思います。
あ〜ごめんなさい〜。
そういう方の作風が好きだから、読み手として正しく読むための読み方を知りたくて建てたトピックなんです。
>モノローグとして読むべきですか?セリフとして読むべきですか?
ここに記したとおり、そこを知りたいだけなので、人間性とか文章力とかはよく分からないですし別にいいです…。
こちら解決しました!
一人称小説なら語り手以外のモノローグは存在しないということを前提において、今後は読んでみます!
皆様ありがとうございましたー!
この例文だと基本的には「私」のモノローグとして読む
ただ、
>ひとえに、君の才能についていけない僕が悪いんだ。
だけは「彼」のセリフだけど、「私」に向けて言っているのではなく彼自身に向けた独り善がりな言い訳だから、またはセリフにするには声が小さすぎたなどの理由で「」で括られていないのかな、と思った
漫画で言うならフキダシの外に書かれてるセリフみたいなものかと
相手に向けて言っているセリフには「」が付いている
心の声や独り言などの相手に向けて言ってないセリフには「」を付けない
…というふうに解釈して読めば一定の法則性は見えてくるから混乱が起きることもないんじゃないかな