例えばクラスに仲のいい二人が居たとして、R-18な内容でなくても「あの二人付き合ってるんじゃない？」という噂を本人に聞こえる様に流したら、本人たちは微妙な空気になりますよね。
これの全国版です。有ること無いこと尾ひれをつけて根拠のない噂や憶測が広まり、知らぬ間に偏見の目で見られ、勿論それを好意的な目で見ない人もいるでしょう。
下手すれば名誉毀損です。
いくら私達の手の届かない方々であっても、同じ人間ですからね。二次元のキャラではなく、感情のある実在する人物です。その方が「不快だ」と感じたら、それはもう嫌がらせと変わりないのです。
それが原因で共演NGになったり…というのもあるみたいですよ。

そこまで詳しくないですが、昔はナマはパス制サイトなどで完全に隠れるべきという掟だったようです。それは本尊や普通のファンへの気遣いでもあるし、ジャンル存続のために必要なルールでもありました。
健全であっても二次創作というのは原作を勝手に改変し名称を利用しているという点で、権利者から訴えられれば負ける筋合いのものですし、まして実在人物のエロや腐が関わってきたら名誉棄損ものだからです。
それが時代とともにブログ、ピクシブ、ツイッターと段々広がっていって、結果的に隠れるべきという声が数で負けてしまった感じだと思います。その流れは腐やBLジャンルのオープン化と近いものがあると思います。
だから人によっては今でもすべてのナマは隠れるべきという考え方の人もいます。たださすがにもう、すべての人をそれに従わせるのは無理なので、落としどころとして、せめてエロだけは隠せというのが最低限のマナーになったのではないでしょうか。そこを無視してしまうと、完全に非常識だし、本尊や原作のイメージを傷つける行為にもなるので炎上するのでしょう。
それに基本的に、ナマに限らず性的なことは本来隠すべき表現と考えている方は今でも多くいらっしゃると思います。同人していると麻痺してしまう人もいるのかもしれませんが。ナマは特に同人経験なしに入ってきて版権創作のマナーすら知らなかったり、逆に二次元の経験しかないのでナマのルールを知らない人もいたりして揉めがちな気がします。

すみません、トピ主さんはなぜこういう質問なさっているのでしょうか？次の①〜③のどれか、あるいは全部が気がかりだという認識で良いでしょうか？

①全年齢向け同人も公式とその関係者に不快な思いをさせるのかどうかという心配②半生のルールについて議論している人は全年齢向け同人についてどう捉えているのかが純粋に疑問③全年齢向け同人なら成人向けやCPモノと違って何も問題ないと思っているので一緒くたに扱われるのが不服。しかしもしかして自分が知らないだけで何か隠れるべき根拠があるのか？と不安

以下、①〜③のどれかにトピ主さんの質問の意図が当てはまっているという前提で自分の考えを書きます。どれも的外れなら以下はスルーで大丈夫です。

①よっぽどのことがないと不快にさせることはない。ただ制作サイドの主要メンバーに極度の二次創作嫌いがいるとか、俳優陣の中に勝手に自分の顔を絵に描かれるのが我慢ならない人がいるなどの特殊な例は想定できるかもしれないが、特殊すぎるので「苦言を呈されたら止める」くらいでいいと思う

②、③実際に自分から問題提起して議論に積極的に関わっていかないとわからない。ただし、「全年齢同人」についてはっきり言及しない人たちがそれぞれどんな主張の持ち主か想像することはできる。以下想像
・二次創作同人は本来存在してはならないものなので半生とか全年齢とか関係なく全て隠れるべき
・二次創作同人は普通の漫画やアニメにおいては公式や業界と持ちつ持たれつの関係なのであまりつつかれる心配はないが、半生の場合はそういう相互利益関係が成り立ちにくいので成人向けはもちろん全年齢向けも隠れた方がいい
・基本的にどこの公式もファンアートの範疇に収まっていれば何も言ってこないしなんなら歓迎しているだろうけど、さすがに成人向けは現実の役者が関わるので徹底して隠すべき(全年齢のCPものはファンアートの範疇かどうか賛否両論・「全年齢向けCPなし二次創作」は、例えば公式関係の発行物などに堂々と載るような「純粋なファンアート」なのでハナから議論の外と捉えている)
上の3つの主張の中でどれか一つでも腑に落ちればOK。どれも不服、あるいは想像ではなく議論の渦中にいる人間の生の主張を聞きたいならやはり問題提起するなりここで対象を絞って質問するなりしてとことん突き詰める。

参考までに過去トピも読んでみてください。
https://cremu.jp/topics/2836
https://cremu.jp/topics/622

個人的には、Web掲載やファンレター用の全年齢ファンアートなら隠れる必要ないと思っています。
ただ同人誌となると界隈によってはやたら厳しいところもありますから、そこが同人誌のグレーゾーンに寛容なオタク界隈との違いだと思ってます。

後は、そもそも「注意されやすい」「勘違いされやすい」というのもあると思ってます。
例えば「携帯電話の電波は心臓ペースメーカーを誤作動させるから優先席では使うな」という常識が以前はありました。
未だにそう言われますし、注意してくる人はいると思います。
しかし実はこれ都市伝説で、本当に携帯電話で心臓ペースメーカーを誤作動させられるのはごく僅かな機種だけ。
しかもペースメーカーから5cmの距離でないといけません。
これは、ペースメーカーを埋め込んでる人が胸ポケットに携帯電話を入れてるような密着させた状況でないといけません。
しかも、1995〜2001年頃の携帯電話による実験結果であるため、現代でのスマホではペースメーカーを誤作動させる携帯電話はありません。
つまり、座席の前でスマホをいじる分にはペースメーカーへの悪影響はないんです。
それでも、一度広がった常識的な知識は、なかなか翻すのが難しいわけです。

半ナマも同様で、注意を受けやすいジャンルです。
注意されるたびに「私のは全年齢だから」「演者さんも二次創作や同人誌に寛容な人だから」と感情的になってるクレーマーをなだめながら理路整然と説明できれば良いです。
が、そういうことが１〜２回なら良いですが、１０人２０人から同様の注意やクレー厶を受け、その度に同じ説明をしてなだめて説得して、というのは結構な労力です。
であれば、最初から隠れてればそんな面倒なやり取りをしなくて済みます。

2次元だろうが2.5次元だろうが3次元だろうが、｢公式とは異なる個人の妄想話｣の扱いは慎重すべきというのが大前提ですよね。

次元を問わず、二次創作について、
・ストーリーのない、ただキャラクターを描いただけの絵
・原作ストーリーから通常読み取れる範囲内での作品の考察
このあたりのものを隠す必要は、これ単体であれば無いです。

・原作に無い設定を捏造したストーリーを含んだもの
これについては、
・それが｢捏造である｣と判断できない人
・自分の作った物語に勝手にifストーリーを作られてしまった原作サイドの関係者
が見た場合、問題が起きる場合があります。

nmmnの場合は言わずもがな、対象となる方は生身の人間で人格があります。
知らない人から｢あなたとあなたの友達が買い物に行くお話を考えたよ｣と言われたら気味が悪いですよね。その友達が、表面上は仲良くしているが実は苦手な人間だったら余計に気持ちが悪いですし、自分の苦手な服を好きな設定に変えられていたら嫌ですよね。

半ナマの場合ですが……
私は
・キャラと役者は別人、と｢役者本人は考えているか｣
を考慮しなければならないと考えています。

イラストであれば単純で、キャラクターのビジュアルが役者本人のものになるので｢役者と別人｣とは言い難いのがわかりやすいと思います。

では、ビジュアルを(本文内での描写は置いておいて)伴わない小説はどうか。

半ナマの原作において、キャラクターの解釈は
・脚本家
・演出家
・役者
のそれぞれにあります。舞台であれば稽古や、ドラマであれば撮影の中でその3者のキャラクター像の擦り合わせが行われますが、最終的にそれを目に見える形として表現するのは役者です。

舞台でもドラマでも、｢同じ脚本だが違う役者が同じ役を演じる｣ことがあります。
役者Aが演じるキャラクターと役者Bが演じるキャラクターは同一のものでしょうか？
演出家から｢その台詞はもっと憎しみを込めて｣とディレクションが出たとします。
役者Aは過去の自分の経験から憎しみの感情を引き出したかもしれません。
役者Bは自分とキャラクターを限りなく同化させて、キャラクター本人として憎しみの感情を産むのかもしれません。

上記の例では役者が別々にいる場合をあげましたが、役者が1人しかいなくても同じことです。
私たちが最終的に目にするものは｢役者が生み出したキャラクター像｣です。

もちろん役とキャラクターは別物として考える役者もいます。しかし、キャラクターを自分の分身のように捉える役者もいます。現に、この役は他の役者には譲りたくないと言う役者も少なくありません。

そう考えると、nmmnと全く同じとまではいかなくても、ある程度以上の配慮が求められると考えます。

また、半ナマには別の問題もあり、作品によってはファンの大半が｢オタクではなく｣｢二次創作が何かわかっていない｣場合があります。
そんなファンが、どこかの誰かの｢キャラクター同士が買い物に行く話｣を見た時にどうなるかを考えると、やはり一定以上の配慮は必要でしょう。
下手すると、一見して捏造とわかりやすい作中に描写のない同性カップリング作品よりも、オールキャラほのぼの作品などの方が違和感が少ない分、二次創作に無知な方が目にした際の問題が大きくなってしまうかもしれません。

なので私は、｢半ナマ二次創作は、作品内容に関わらずストーリー性のあるものは一律に鍵垢で活動すべき｣と考えています。
ただの絵や考察は単体では問題ありませんが、二次創作垢と同一のアカウントや二次創作垢へのリンクのあるアカウントで公開すると辿られる恐れがあるので避けるべきです。

先程書いた役者とキャラクターの関係性について、声優の場合はこう考えています。
・そもそも2次元作品に携わる人で二次創作文化を知らない人はそういない
・キャラクターのビジュアルが明らかに異なっている。更に表情や動きなどの声以外の感情表現は声優本人と分離されているため、半ナマよりキャラクターと声優が融合しにくい。

以上、大変長くなりましたが考えを述べさせて頂きました。参考までに。

数年前まで大手配信者を推していた者です。
>なら、エロもR18もない全く健全な作品や同人誌も隠すべきものなのでしょうか？
結論から申し上げますと、「はい」です。
厳密に言えば、界隈ごとに暗黙のルールやマナーが存在しそれを破らない範囲でFA（ファンアート）を描いていこう、となっています。
私がいた界隈のマナーやルールの一例ですと、
・現実に起こっていない事柄（服装等を含め）、配信でプレイしていないゲームなどをモチーフにした創作をしてはいけない（つまり二次創作はNG）
・同人誌や自作キーホルダーなどの制作者と購入者の間で金銭のやり取りが発生するような事柄をしてはいけない（ネットプリントは制作者へ金銭が入らないため個人の判断に委ねられる)
・腐及びエロは公開垢や本人様タグを付けた投稿をしてはいけない
等々。
このようにマナー、ルールが細かく厳しいため、表に上がっていないだけで界隈内では頻繁に炎上騒ぎがあります。勿論その都度学級会も起こり、主さんがご覧になったツイートのようなことも呟かれるというわけです。

では何故エロ以外もルールやマナーとして規制されてしまうのかについてです。
ここからは個人の考え方となりますのでどうかご参考までに。
私は２つの理由があると考えています。
①推しの地雷になってはいけないから
②ファン同士で解釈違いを起こしてはいけないから
です。

①は上でも沢山の方々が仰られている通り、推しが不快になるかもしれないことはしないようにしよう！と言う様に、推し事をするなら推しの気持ちを考えようね、という理由です。
②を考えるに当たって理解して頂きたいのは2次元と2.5、3次元との違いです。2次元は漫画やゲームなどの「創作物」を商品としています。それ故公式も腐やエロの匂わせや伏線などの描写でファンを獲得したり煽ったりしています。そしてそれに感化されたファンが二次創作やエロ描写を描き、それを見た人がファンになるというのを想定して作られています。ですから色んな解釈があって当たり前だよね、嫌なら個々で自衛しようねが成り立ち、それで獲得したファンによって公式はお金を得ています。
一方、半生はその「実在する活動者自身」を商品としています。自分自身を売っている訳ですから一次創作よりも周りの目と言うものが重要となり、周りの目によって仕事がくるか、登録者が増えるかが変わりそれが収入に直結します。この様に活動者に一番重要なのは「イメージ」です。
仮にとある活動者がクールなイメージで売りたいと思い、活動しているとします。しかし、ファンがこの活動者は絶対かわいいだろう、と自己解釈して、事実無根なのにも関わらず「パンケーキを食べる活動者」の絵を描いたらどうなるでしょう。そう、周りのイメージはかわいいになってしまいます。その絵を見たかわいいが好きな人がクールな活動者本人を見てしまったら、何だよ、クールじゃないか。と幻滅してしまいます。
この様にファンがよかれと思って描いた絵によって新規のファンを無くし、活動者が活動出来なくなってしまったりするのです。ですからエロや腐は勿論二次創作は駄目！と言った話になっていくのです。（実際ファンのせいで活動をやめてしまったり、コラボ出来なくなったりということが多々あります）

実際私自身もファンの沢山のキャラ崩壊イラストによって配信を見なくなってしまった身なのでこのトピを見た沢山の方々に今一度何故マナーやルールが存在するのかを考えて頂きたくコメントさせていただきました。長くなりましたがここまでお読みいただきありがとうございました。