てすさびトピック 2レス目に置く文章を好きなように加筆しまくっ...
みんなのコメント
洗濯機の異常な音に、俺は目を覚ました。見ると、閉めた扉から多量の水が溢れ出ているではないか!眠ってスッキリした頭を左右に振るが、誰もそれを目撃していない。警告音の響くランドリー内には俺だけがいる。
続いてみた
その頃、中央アフリカにいる本田啓太郎は地元の武装グループ「ンゴウノラ」に拉致されていた。
砂埃を上げて走るジープに乗せられて連れ去られた先で、啓太郎を待ち受けていたのは古い注射針だった。
「アジア系の血を飲めばエイズが治る」という迷信の為に、啓太郎は血を抜かれようとしていた。
何度使われたか分からないような注射針で、啓太郎は俺はここでエボラかエイズかなにかで死ぬんだと覚悟を決めた。
そのとき、銃声が響いた。襲撃が始まったのだ。
叫び声が上がり、乾いた機銃の音があちこちに響き始めた。啓太郎は体を縮めてその場に伏せた。
続きです
「どうかしら。何か思い出さない?」
優しい声色で″ママ″は僕に訊いた。「いいえ、何も」。僕はそれだけ返す。
夏希という名のその女性は「そう……」とだけ言って寂しげに微笑んだ。
茹だるような暑さのコテージからはキラキラと光る海が広がって見える。
打ち寄せる波を見て、僕は「″自分″はきっとアウトドア派ではない少年だったんだろうな」と思った。
海には幼少期に親に連れられて行った記憶が朧げにある。そう、ある。この別荘もきっと何度も来ている場所なのだと思う。でも、どうしても事故から前の記憶ははっきりと戻っては来なかった。
『クラゲに刺された所がチクチクとしてもう入りたくないと思った』。下...続きを見る
眠っている間にエアコンが切れたらしい。シーツに触れる肌がじっとりと汗ばんでいる。
閉めたカーテンの隙間から、夏の朝特有の透明な眩しさが覗いていた。サークル合宿に行くと言っていた同級生のことを思い出してげんなりとする。うだるように暑いこの時期に海へ行くなんて、狂っているとしか思えない。
ため息をつくと、横で寝ていたはずの恋人が肩に手を回してきた。
「どした?」
落ち着く低い声に、安心した。そうだ、自分の居場所はここだ。どこかの海や山などではなくて、狭くて薄暗い学生アパートの一室。
恋人に向き直って、自分も相手に腕を回した。
「海に行かなくて良かったなーって思って」
「なんか嫌な思い...続きを見る
好きなように遊ばせてもらいました。
小説じゃないとダメだったらごめんね。
大暑来る 幼い頃に見た海の色を今年も思い出せない
テレビから垂れ流される音声はリゾートホテルを讃美し続け
波音の聞こえる部屋でひもすがら本を読めたらいいなと思う
洗濯機買う金は無く自販機でお〜いお茶買う金はある俺
あーこれが貯金箱ならいいのにな コインランドリーにお札を使う
燦々と降り注ぐ日射しで主人公が死んで始まる物語 とは
生活よ昼寝をすればソファにて発掘される靴下どもよ
君の方が立派な社会の歯車で回るまわるさ洗濯物が
夏の果て記憶のなかの海はまだ空想染みて遠い水色
ここではないどこかへどこ...続きを見る
コインランドリーのくせに両替機がついていない。ほんと、ズルいよなと思う。
千円紙幣を自販機に食わせて、俺は飲みたくもない炭酸水を買った。小銭で出てきた百円玉たちを、これまた洗濯機の横の機械に突っ込んで、慣れた手付きでスタートボタンを押す。
俺の家には洗濯機が無い。長い目で見たコストよりも、目先の安さに目がくらんだ、苦学生ゆえの判断だ。コインランドリーが徒歩10分のところにあったのも理由のひとつだった。
たまっていた服を全部つっこんだので、結構時間がかかるらしい。あっちいと愚痴りながら、俺はサンダルを鳴らして家路についた。セミの声がうるさくて、唐突に「燦々と降り注ぐ陽射しに突き刺さ...続きを見る
コメディ書きなのでふざけた感じになりました
俺は親しい友人からの誘いを、悉く断るほどのインドア派である。
特に猛暑厳しい今夏など、出来るならマジで一歩も外には出たくない。
テレビでは、今から間に合う夏休みに行くべき観光特集なんてやっているが、俺の心は1ミリも揺れ動かなかった。
大体、俺はすでに疲労困憊なのだ。
アパートから徒歩十分のコインランドリーに、溜め込んだ洗濯物を放り込んで来ただけで、多分1年分くらいの寿命を縮めた。
それもこれも幼少期にクラゲに刺されたせいで、クラゲ星人が見えるようになったからだ。
こいつがまた厄介で、夏限定で俺の命を狙って来やがる。
コインランドリ...続きを見る
皆さん多種多様な加筆…というかリメイクと言った方がたぶん適切でしたね、リメイクありがとうございます
本当に楽しい、嬉しい、勿論うたも大歓迎です!皆さんに新たに書いて頂けて本来行き場のなかった元の文章も浮かばれた事でしょう
数分前に自販機で買ったはずのオレンジジュースは、すっかり生ぬるい液体へと変わっていた。勿体無いので喉に流し込もうと思ったが、一口飲んで気持ちが悪くなったのでやめる。茹だるような暑さ。八月である。
こんな日に外に出て数十分坂道を登るようなアウトドア派として生まれ育った記憶はないが、仕方がなかった。なぜって、もう、着るものがないからだ。食費と交際費を切り詰めてやっと欲しい本を二、三冊買えるような貧乏学生の持つ服の枚数は、決して多いとは言えない。そして、そんな学生に洗濯機を購入する余裕も、洗濯機を置くスペースのあるような家を借りる余裕もある訳が無かったので、結果として俺はコインランドリーへと続...続きを見る
OMNuCaHzさん
ありがとうございますー!面白かったと言っていただけてとっても嬉しいです!!
書くのが楽しくなる原文を書いてくださったトピ主さんに感謝です😊
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