漫画描きです。短編だと出ているやり方をしてることが多いです。

長編だとブレインストーミングをしてることが多いかも。
例えばABカプ本で、人嫌いなBの変化を一つの軸にする場合（Aの動きによってBが変化していく内容）。

人嫌いから連想される単語と、人嫌いの反対にある単語をどんどん出していく。二段階目で、出した単語からさらに連想される単語も出します。
二段階目で出した単語だけ残して、大元のテーマから適度に離れつつ魅力的な雰囲気の単語を考える。この場合だと「時計」「ピザ」「ライム」ぐらい離れてる単語になっている。なってなければ頭が硬くて元のテーマから離れきれてない。

例えばタイトルを「ライムドレッシングの作り方」に決めたら、ライムがでてくる小さいエピソードを作中冒頭とラスト付近に入れる。
冒頭では、ライムなんて何に使うんだよみたいな距離を感じる内容。ラスト付近ではAがBにライムは色んな使い方ができるって教えて、今度やろうって話すみたいに距離が近くて人と一緒（非人嫌い）な内容にする。

こんな感じでやっています。説明が下手ですみません…。

参考になりそうな過去トピ貼っておきます。
https://cremu.jp/topics/49446
https://cremu.jp/topics/48286
https://cremu.jp/topics/28348
https://cremu.jp/topics/20548

ダブルミーニングなどで、最初と最後で見方が変わる類いのタイトルが好きです。
私の場合は、プロットやネームの段階で最初と最後にキーとなる共通点や言葉を１つ使います。

例えば「死を呼ぶ蝶」とかをタイトルにします。
起：蝶の刺青をした暗殺者を追う。
承：蝶が好きで刺青をしてると知る。
転：見つけて追い詰める。
　　暗殺者の悲しい過去とか蝶を好きになった理由が明かされる。
結：暗殺者を倒す。暗殺者は最期、傍らで自分の血を吸っている蝶を見ながら絶命。
　　その後に何匹もの蝶が暗殺者の死体にやってくる。

シジミチョウやモルフォチョウの一部には、腐肉などを食らう肉食性の蝶がいます。
過去明かしとしては、小さな頃から実家の稼業で屠殺場・刑場が近かったとか、暗殺稼業を家族が営んでいたとかで、そういった肉食性の蝶を見る機会が多くて好きになった。
またそういった過去から死生観や嗜好が狂い、暗殺者をやっていた、などの事情が明かされる。
「散々な人生だったろうが、最期は好きな蝶に囲まれて死んで、あいつも幸せだろ」的な幕引きにする。

タイトルの「死を呼ぶ蝶」とは
前半は「蝶の刺青をした暗殺者」を指していたが
後半には「死肉なども漁る肉食性の蝶」「不吉の兆候」を指す
など。

迷信や花言葉などは、こういう演出をするための小道具として非常に使いやすいです。
漢字をあえてカタカナにして、複数の意味を持たせるタイトルなどもいいと思います。
エヴァンゲリヲンの「最後のシ者」は使者と死者の意味、また「シ者」が「渚」カオルという登場人物名を示唆してるなど秀逸なタイトルとして有名です。

以上、参考までに。