キーワード3つでSS書いて添削・評価してもらうトピ 何とな...
キーワード3つでSS書いて添削・評価してもらうトピ
何となく需要がありそうなので立ててみました。
【ざっくりとしたルール】
①お題となるキーワード3つを自由にコメント(例:「朝ご飯」「猫」「お日様」など)
②そのお題を使ってSSを書いた人は元お題コメに返信する形で投稿(長すぎると読むの大変なので出来れば500字前後目安)
③投稿の際「添削希望」か「添削なしの感想のみ希望」かをどこかに書いてください
④添削・評価をしたい人はコメ番号を明記した上でその投稿のツリーに返信(添削・感想ではないただの誹謗中傷や煽りコメは禁止)
お題を投稿するだけ・SSを投稿するだけ・添削評価するだけなど好きな部分で参加してください
字書きの皆さんの創作技術談義が盛り上がる事を願って!
みんなのコメント
添削をお願いします。ドキドキするな…
お題「青」「桜」「隠した」
青いラインの入ったセーラー服の襟が風になびく。
私はぼんやりとそれを眺めていた。
セーラー服の主である姉がくるりとこちらを向くと、目を三角にする。
「ねえ。今、何か隠したでしょ!」
「…何もないよ」
「嘘つかないでよ!」
姉から目をそらし、思わず背中に回そうとした左手。その手首を姉は無遠慮につかんでくる。
「いいから」
「やめてよ、何もないよ」
「じゃあ見せたっていいでしょ」
姉はいつもこうだ。私に選択権などないと言わんばかりだ。
私は心の中でため息をつきながら力を抜く。
そうして目の前に差し出さ...続きを見る
ええごめん…煽りとかじゃなく、本当に何度読んでもどこが特殊性癖なのか私には分からなかった
「私」は多分妹だろうから、きんしんそーかん的なことを言ってる…?でも何か決定的なことがあった訳でもないし、別に変な風には感じなかったけどなあ。普通に情感豊かな素敵なお話だと思ったよー。
354
近親相姦が特殊性癖じゃないって認識なの怖い
あと百合なら百合って書いたほうがいいでしょ
みんな恋愛系は、男女もBLも百合も記載あるよ
352です、コメントありがとうございました
親族間の恋愛感情と性愛を含んだ表現、特殊性癖への配慮が足りず、不快に思わせてしまってごめんなさい
主人公の性別のことです。読み手によってどちらでも取れるように狙い「私」としましたが、読み直すと確かに女性に見えますね
狙うなら表現を工夫して曖昧に感じられるようにすること。また、性愛表現の取り扱いには注意します
情感豊かと言ってもらえたこと、とても嬉しいです
姉と弟なの?いっそう気持ち悪さが増したわ
近親という特殊性癖を先に開示せずに読ませて嫌な気分にさせるのを狙ったのかな
グロテスクなものを読まされて気持ち悪くなった人が多数だろうから、狙い通りで良かったね
添削してもらうトピで騙し討ちみたいなことするのどうかと思うけどな
364さんはちょっと言葉が強すぎないかな
まず第一に近親相姦や百合は必ず注意書きを、というルールが提示されてる訳ではないし、そもそも性癖なんて人それぞれ
自分が書いた好きな世界をグロテスクって表現されたら悲しくならないかな?
『みんなを騙し討ちして嫌な気分にさせてやろう』として352さんがこの話を書いたと本気で思ってるなら、だいぶ認知が歪んでると思う
(こういうとじゃあお前は近親相姦を肯定してるのかって言われそうだどそうじゃなくて…リアルと空想はちゃんと切り分けられるでしょって話)
私はその人の性癖が込められてる創作は、それがたとえそれがどんなものでも尊いと思ってます
だから3...続きを見る
365
ルールに明記されてないからなんでもしていいって思ってるなら、認識を改めたほうがいいのでは?
創作はリアルじゃないから近親というグロテスクな特殊性癖を注意書き無しで見せて良いって思ってるの?
どんな創作も尊いし、好きなものを書き続けていいけれど、それを人に見せる(投稿する)ときに注意書きが必要か否かは考えないといけないでしょ
「気にしないで」って言うのは無責任すぎる
「発表会」「火」「帽子」 添削、感想どちらも嬉しいです。
暗幕の隙間から秋の日が差し込み、細くあたたかな光が体育館の床に落ちます。
山あいの小さな小学校、今日は秋の発表会。
舞台袖で4年生の山田ナナは、手に持った帽子を何度も確認していました。
主役を務める彼女がかぶるのは、魔法使いの帽子。 赤い星が散りばめられたその帽子は、ナナのお父さんが何日もかけて作ってくれた特別なものです。
「大丈夫だよ、ナナさん」
担任の森田先生が微笑みかけますが、ナナは返事もせず舞台を見つめ、唇を噛みました。
舞台の上では、火の精霊たちが赤いリボンを揺らしながら踊っています。
「はい、ナナさん!」森田...続きを見る
感想です。
感動して胸がいっぱいになり、危うく仕事場休憩スペースで泣いちゃいそうでした。
何度も読み返したいくらい好きな作品です。
小学生のナナさんがひとつ心が強くなった瞬間をまさに目の当たりにしたようです。
舞台前の緊張と臨場感も、ずっとナナさんが練習を頑張ってきたことも、お父さんがこの日のためにチクチク頑張ってたこともすごく伝わりました。
担任の先生が励ましてくれたけど、お父さんの誇らしげな表情からその何倍も勇気をもらえたんですね。
この感想を打ちながら泣きそうです。
素敵なSSありがとうございます。
絵本っぽさを目指したのかな?文体からそう感じました
>手に持った帽子を何度も確認していました。
ここはどういう意図なんだろ?
帽子が上手く縫えているかどうか?
それとも、お父さんが「緊張した時は帽子を見てね」とおまじないしてくれたとか?
なんで「確認」してるのか分からなかったな
握りしめていたとかなら緊張が手にあらわれている描写だと分かるけども
読者に自由に想像してもらいたくてあえて書いてないのなら、無粋な指摘でごめん
あと、良い話だな、素敵な話だな、とは思うけれど、泣くほどかと言われると…
感性は人それぞれなので泣きそうになる人もいるのかもしれないけれど、私は泣...続きを見る
368です
ありがとうございました、嬉しいです!
泣きそうになったとまで言っていただけて、書いてよかったーと心底思いました。大人たちに大切に見守られて、こどもが成長する瞬間を書きたかったので、汲み取っていただけて嬉しいです!
また、添削もありがとうございました!
「帽子を確認」動作だけイメージして、あまり深く考えずに書いた部分でして、表現の甘い部分をご指摘いただきドキッとしました
楽しかったです、ありがとうございました
・「青」「桜」「隠した」(ブロマンスくらいの関係)(やんわり死ネタ)(感想・添削歓迎です~)
「桜の木の下には死体が埋まってるんだって」
よく晴れたある春の日。カインは俺に耳打ちした。キラキラした金の髪に宝石みたいな青い瞳の、俺の自慢の幼馴染。美しい友人。
「なんの話?」
「昨日ネットで読んだ! 誰だっけ……作者忘れちゃった。けど、日本人だったよ。古い人」
「文豪? 古典文学のなんか? ってか俺より英語も話せないくせにさぁ」
「それは別に関係ないだろ」
俺の言葉にぷくっと膨らませた頬を潰すと、カインの口から間抜けな音が鳴って、二人でくすくす笑いあった。
「なあ、オレ...続きを見る
思い出パートの美しさと少年二人のやりとりがかわいくて、成長後の一人でおにぎりを食べる現代パートがより切なかった~
添削も良いですか?
主語と述語の関係が少し分かりにくい部分、調整すると読みやすくなるかも。
例)「俺の言葉にぷくっと膨らませた頬を潰すと、カインの口から間抜けな音が鳴って、二人でくすくす笑いあった。」
→ 「俺の言葉にカインはぷくっと頬を膨らませる。思わず指でつつくと間抜けな音がして、二人でくすくす笑い合った。」
意識して一文にまとめていたならごめんね。
美しい話だな〜と思いました
桜といえば下に死体…っていう、オタクが大好きなベタなネタですよね
おにぎりの皮…?包装のことかな…?
包みかフィルムかシートのほうが良いのでは
>結局俺には埋めてやれなかったけど、天の国と桜の下と、お前はどっちが良かったんだろう。
違和感のある言い回しなような…
「結局俺が埋めてやることはできなかったけど」とかかな…
あと、天国or桜の下という2択は成り立つんでしょうか?
信徒であり戒律に背くことがなければ(たとえば自死ならアウトだけど)、桜の下に埋まってても埋まってなくても天国に行けるはずでは…?
キリスト教に詳しいわけじゃないけ...続きを見る
お題「青」「桜」「隠した」添削なしの感想のみ希望
出社したら給湯室にお菓子が置いてあった。一パック三個入り桜餅が、ポットの横にどーんと五パック。これなんですか、と背後に現れた専務に問う。
「社長の奥さんが買ってきたの。おいしいらしいよ、そこの」
「へえー」
パックに貼られたシールをよく見ると、なんか見たことのない和菓子メーカーの名前が書いてある。雑な差し入れの仕方だけど、まあいいか。
私は用意しようとしていた飲み物をコーヒーから緑茶に変えて、まだ誰も触れてなさそうな桜餅のパックを躊躇なく開けた。ちょうど朝ごはんを抜いていたから、これで補うことにする。
桜餅は社長の奥さん...続きを見る
面白いです!
社長の奥さん。強烈だけれど、こんな人どこかにいるかもしれないと思わせる説得力がありますね
村野さんも、社会性はしっかりありそう、でも正直で少しがさつなところが見えて好きなタイプだな、と思いました
文章も軽妙でひきこまれました
社長の奥さんの個性の強さ、主人公が彼女に抱いている苦手意識がヒシヒシと伝わってきました。
桜餅みたいにずっしりまるまるした奥さん、めっちゃ笑える! 主人公の毒舌すごい好き。
何が起こってるのかは理解できたけど、何を表現したい話なのかが分からない
リアルの仕事の愚痴を創作にしてストレス解消したかったとか?
376、381
ありがとうございますー!どこかにいそうって笑ってもらえて嬉しい!作者冥利に尽きます!
396
>何を表現したい話なのかが分からない
お題「青」「桜」「隠した」を満たす、ある会社員女性の日常です。
>リアルの仕事の愚痴を創作にしてストレス解消したかったとか?
違います。私会社員じゃないんで笑
リアリティありましたか?ありがとうございます。創作者冥利に尽きます
400
リアリティあるとかそういうことじゃなくて、お題は満たせてるけど、この話によって何を表現したいのかが見えてこないってことだよ
メインテーマって言えば伝わる?
創作する上でそれが肝要なはずなんだけど…
401
>この話によって何を表現したいのか
「本音と建前」ですね。末尾の一文を「隠した」で締めてるので。
それは読んでも伝わりませんか?
下の他作品にも同様の指摘?が入っていますが、そちらの作品のテーマも末尾の一文にきちんと書かれていると思うんですが。
405
とても悪意がある言葉ですね。創作者をむやみに嫌な気持ちにさせるので今後使わないほうがいいと思いますよ。わかりにくい、好みではないというのならまだしも。
添削・感想両方希望です
お題「青」「桜」「隠した」
花のように綻ぶ笑顔が素敵な私の友人は、どこか桜に攫われてしまいそうな雰囲気のある人だった。
「助けて……」
そんな友人から突如かかってきた電話。か細い声に、とうとう桜にでも隠されたかと寝ぼけたことを考えたのは、実際に寝起きだったからだろう。
「ローソンの中で迷子になっちゃった……!!」
「…………それは店員さんにヘルプ求めようねー」
青い看板を頭に思い浮かべながら、電話を切って二度寝した。人の第一印象は当てにならないものだ。
感想
儚い雰囲気のある友人が、実は方向音痴の天然(!?)というギャップが面白かったです。
実際にいたらはた迷惑な友人だけど、二次元なら萌えキャラとしてファンがつきそう。
添削
>花のように綻ぶ笑顔が素敵な私の友人は、
ここが長すぎて読みにくい。一文に情報を詰め込みすぎな感じ。
主人公と友人の性別がわからなかった。たぶん女同士だと思うんだけど、男でも儚い雰囲気のキャラはいるし。
>>380 379です、感想と添削ありがとうございます。
桜に攫われないよ、お店で迷子にはなるけどね! みたいなギャグキャラは二次元のキャラとして好きなので、嬉しいです!
一文が長過ぎるという点、言われてみれば確かに……となりました。今後文字書きするときに少し気を付けてみて、短くできないか考えるように気をつけてみます。
性別については分からなかったということなら、男女どっちでも読めそうという形を意識したので成功ですかね?
添削というか気になったところを少し上げます
コンビニで迷子というのはちょっと無理があるので、買いたい商品が見つからないとかにしたほうがいいんじゃないかな
あと好みの問題だけど「花のように綻ぶ」を「儚げな」にすると桜に攫われそうに繋がりやすい気がします
感想や添削をお願いします。
「記憶」「罪」「償い」
「おかえりなさい、あなた」
遠征お疲れ様でした、と微笑む妻は何も知らない。
君は、俺の友の婚約者だった。
魔物の軍勢との戦いで、友は命を失った。その訃報を知った君は、ショックのあまり記憶を失ってしまった。
あいつのことを何も憶えていない君は、やがて俺の婚約者となり、妻となった。
君には言えない秘密がある。
スタンピードの混乱に乗じて、友を手に掛けたのは、俺だ。
奴と君が婚約する前から、ずっと君を見ていたのだ。
だから俺を慕い、無邪気に君とのことを惚気る奴の無神経さが許せなかった。
共に闘う中で、...続きを見る
感想:業の深い愛が良い~!あくまで一瞬魔が差してしまったことが原因で、実際にはずっと罪の意識が残っているヤンデレになりきれない主人公が素敵です!
添削:部下と手紙のくだりを、” 俺に裏切られたと知った瞬間の、友の顔が目に焼き付いて離れない。”という文の前に置いたほうが良いかも。そっちのほうが真実が一気に明かされたカタルシスがある感じする。
>>395
385です。
良いって言っていただけて、すごく嬉しかったです!
そうか、これはヤンデレの一種だったのですね。
良心が残っていて、ヤンデレになりきれないキャラ、確かに好きです。
添削の通りに文章を入れ替えてみたら、余韻が残る感じで印象が変わりました。すごい!
今までこういう発想がなかったので、勉強になりました。今後、他の作品でも活かしていきたいです。
感想と添削ありがとうございました!
全体的に無難にまとまってると思います。
あえて粗を探すとしたら…
>君には言えない秘密がある。
秘密を抱えているのは君(妻)のように読めてしまう。
秘密を抱えているのは俺だと文脈からも分かるし次の文を読み進めれば完全に分かるけれど、誤読を誘う気がします。
「俺には、君に言えない秘密がある。」なら誤読しないかと。
「俺には、」は無くても大丈夫かも。
「魔が差す」はいいとして、「悪魔の囁き」は「魔物」が居る世界観で悪魔も本当に居て囁いてきたのか?と思ってしまう。
それをあえて狙ったのだったら無粋な指摘でごめん。
あと、「聴き入れる」は普通に「聞き入れる」のほうが良いので...続きを見る
>>399
385です。
君に「は」にすると、妻のほうに秘密があるようにも読めますね。
君に言えない秘密がある。
「は」を消すだけでスッキリ問題が解決するとは‥。すごく勉強になります!
>悪魔の囁き
魔物が普通にいる世界なら、本物の悪魔が囁いたともとれますね。失念してました。今度書くときには、世界観も意識して言葉を選んでみます。
>聴き入れる
「聞く」っていう漢字に対して「聞こうとしなくても耳に入ってくる」イメージがありました。
それで「聴く」を使ったのですが、注意深く聞くって感じでもないし、「聞き入れてしまった」か「耳を傾けてしまった」にしたほうが良さそうですね...続きを見る
添削・感想、どちらもお願いします
「眠る」「静寂」「光」
暖かな光が差し込んだ病室で、白に埋もれて眠る君を見ていた。
死装束と見間違うほど真っ白な病人用の服を着て、静寂の中そこにある君。
何度訪れても慣れない景色に今日も身を置いて、一人ため息をつく。
「ため息をついたら幸せが逃げていってしまうじゃないか!」と口を酸っぱくして言う君の声を聞きたくとも、君はそこで眠っている。
今日はどれほど君の隣で過ごそう、光が君を包むまでにしようか。
……耳を突き刺すほどの静寂にも慣れてしまった今なら、君の鼓動も聞こえるだろうか。
君が眠っているだけだと知っていても、薄暗い病室は気味が悪い。...続きを見る
雰囲気ある。きっと弾けるように笑顔の眩しい人だったであろう「君」が人形みたいに静かに眠っている情景の対比がいい。
300字くらいしかないので極限まで人物描写が削られているけど主人公にとって「君」が大事な存在だろうことが伝わってくる。
気になったところ
1行目で「暖かな光差し込んだ病室で」と言っているから暖色のイメージだったのに後から「光が君を包むまで」「薄暗い病室では」と書かれていて混乱した。
特に、「光が君を包むまで」の一文が綺麗な分、「光が君を包む時間っていつ頃?」「今って結局部屋の中は明るいの?薄暗くて陰鬱としてるの?」とモヤモヤしてしまってせっかく綺麗な表現なのにな〜と残念...続きを見る
自分も、「暖かな光が差し込んだ病室」と「光が君を包むまで」と「薄暗い病室」の矛盾に「???」ってなった
あと、「死装束と見間違うほど真っ白な病人用の服」なんてある??
私が知らないだけで、世の中にはそういう入院服があるのかな
文字数少ないのにエモい雰囲気あっていい感じなので、気になる点があるのが惜しいなと思ってしまいました
お題が遠いためそのまま失礼します。
お題:「月」「アイス」「指切り」
添削、感想どちらも希望です。
甘いものが食べたいと彼が駄々をこねるから、僕たちは揃いのサンダルをつっかけて近所のコンビニへ向かっていた。どこそこで桜が咲いたと日々ニュースになっているというのに、夜中の道は少し冷える。コートを羽織ってくればよかったと後悔しながら、僕は少し前を歩く彼に追いつくため歩調を早めた。
隣に住む人の顔も名前も知らない都会で、いつでも客を迎えてくれる24時間営業は小さな安心を生んでいる。自動ドアが開き、瞼を刺すような無遠慮な明るさにほっとした。先客は誰もいない。彼はというと、アイス売り...続きを見る
冒頭の地の文で5W1Hがしっかり書かれていて状況が掴みやすかったです。
都会のコンビニの雰囲気も伝わってきた。
最後に小指同士を繋ぎながら、ちょっと切ない雰囲気か漂っていてエモい。
最後の一文も好きだな。花冷えって言葉が似合う作品だったと思います。
欲を言えば、恋人同士のセリフにもっと個性の違いを見たかった。
先に一人で歩いて行ってしまったり、一人でアイスコーナーを見ちゃうところからすると、恋人はマイペースな人っぽい。しかも、、主人公が手伝わないと半分も食べられないぐらいの少食。
恋人のほうは地の文で個性をだしてるんだけど、主人公のほうはどんな人か見えてきにくい。
場面が目に浮かぶような情景描写でグッときました
対比がとてもうまい。夜の暗さとコンビニの明るさ、春と肌寒さ アイスと小指の温もり。
提案。
「彼」を「君」にするのはどうでしょう。
視点が一人称固定、モノローグ多めだから「僕から見ている愛しい相手」が強調されるかなと思いました
コメ主です。お二方ともありがとうございます。
>406
結果的にオーバーしてしまいましたが、500字程度で書きたいことを収めて…と情報をかなり削いだ感覚はあったので、
人物像をもっと見せるように気をつけたほうが良いですね。ありがとうございます!
>407
地の文一人称で相手を「君」とすると一方的な呼びかけ感が強いかな?と思いましたが、
たしかに字数の制約の中で関係性を強調させるには良いかも知れないですね。自分にはない発想でした。ありがとうございます!
日常の中に切なさが見え隠れする素敵な話でした。
でも添削も希望とのことなので、気になった点をいくつか。
>瞼を刺すような無遠慮な明るさ
目を刺すではなく、まぶた???
目を瞑っても光を感じる眩しさを表現したかったのなら、無粋な指摘でごめんなさい。
>月だけが浮かんだような空に星はなく、街明かりに阻まれて、月だって存在感を薄くしている。
お題の月を入れるための文章だからか、この描写が2人の心理を表しているようには読めなかったです。
街明かりで都会を表したいのだとしても、既に前に「顔も名前も知らない都会で、」という文章があるし。
「月だって存在感を薄くしている。」が詩的で素...続きを見る
404のコメ主です。
アドバイスをいただいていたのに間が空いてすみません。
短い字数の制約の中でより伝わりやすい内容を、こちらへ寄り添った言い方でご指摘いただき、とても参考になりました…!
ありがとうございます!
「矛盾」「古い」「待つ」
添削と感想希望です!よろしくお願いします。
雑踏に彼女の姿を見た気がした。こんな瞬間があるから、古い約束を忘れられずにいるのだ。
『待っててね。あなたの隣に立てる人間になってみせるから』
あれから長い月日が経った。普通の寿命しか持たない彼女は、とうに世を去ったはずだ。そうわかっているのに、私はまだ約束の成就を諦めきれずにいる。
お前とは生きる時間が違う、放っておけと口にしたのは自分だ。そのくせに、置き去りにされたと思っているなんて、ひどい矛盾だ。
(この街にもずいぶん長く滞在した……)
不死がばれると厄介だ、そろそろ居を移さねば。そんなことを考えて...続きを見る
ほぼ、感想になります。
ひねくれた魔王っぽい主人公のキャラがとても良かった。推せます!
彼女の温もりをうっとおしがりながらも突き放しきれず待っちゃう、自分が執着しちゃってる感じが可愛いです。そういう態度からふたりの関係性が見えます。
ひとつ言うとしたら、彼女が人間ではなくなった部分を台詞だけじゃなく、地の文でも描写してほしかった。ベタですけど、最後の笑ったシーンで牙が見えた、みたいな。それっぽい表現があると、より「らしく」なる気がしました。
(寿命が違うだけで、見た目が人間と変わらない種族っていう設定なら、見た目で人外の描写をするのは難しいけれど)
大人びた表情っていうところから...続きを見る
作者です。丁寧な感想とアドバイスをありがとうございます!
人物像が伝わるかどうか心配だったので、推せると言ってもらえて大変光栄です…!
ひねくれたキャラがほだされる展開が好きで、書きたいと思っているポイントでもあるので、いただいた感想がすごく嬉しいです。
細やかに言語化してくださり、感謝の念に堪えません。
地の文でも描写してほしかった、というご指摘と具体的な描写の例をいただき、ハッとしました。
作者なのに、彼女がなぜ戻ってこれたのかという理由を具体的に考えられていませんでした…。読者に良い感じに想像してもらおう、と甘えちゃってました。
読者が疑問に思うであろう部分へのアンサーを...続きを見る
お題:「血」「魔法」「スニーカー」891文字になっちゃいました…。
パンチが足りないのが悩みです。辛口でご助言いただけたらとてもありがたいです。
一族で、妹だけが魔法を使えない体で生まれました。
そのせいで、妹は幼い頃から肩身の狭い思いをしてきました。私は姉として、彼女が不憫でなりませんでした。
本人は気にしていないと言っていましたが、部活を理由に非魔術師ばかりの学校に長居し、家を避けるのは、いたたまれなさの表れでしょう。
ある日、妹が珍しく軽やかな足取りで家に帰ってきました。高校最後の大会で、リレー選手の座を勝ち取ったと言うのです。
彼女の嬉しそうな顔を見て、私はなんとし...続きを見る
これらは全部面接で語った内容、という認識でいいのかな?妹さんが可哀想…お姉さんの最悪ぶりは順当に伝わってくるので「ナチュラル見下し」は書けてると思う。
パンチの弱さは多分、冒頭の時点で「信頼できない語り手、問題のある語り手」なのが読み手にバレているからじゃないかと。
個人的に、信頼できない語り手を描く際のキモは「読み進める中で少しずつ気付く違和感」と「答え合わせ」だと思ってて、今回だと「いたたまれなさの表れでしょう」で既に見下してるのが滲んじゃってる。なんなら1行目で「あ〜、なんか妹のこと見下してる?主人公あんま性格良くなさそうだな」って思った。
最後の面接の下りで意外性を出...続きを見る
ごめんお題のスニーカーに触れてなかった!参考に書いたやつだと早く走れる魔法のシーンをカットしちゃってるのでラストで「そう言ってにっこり笑った彼女は、椅子に腰掛けたままブラブラと足を揺らす。薄暗い面談室に、その汚れひとつない真っ白なスニーカーはひどく浮いて見えた」みたいな描写を入れるかな(魔法使いなので走らない→スニーカーは汚れない→異質な存在)
前の方が素晴らしいアドバイスをされていたので、内容については特に言うことがないです。
(姉が妹を見下している感じがよく伝わってきました!)
主人公が妹のことを回想しているシーン
↓
研究所の願書に書き記した志望動機
(――私が貴研究所への入所を希望するのは~苦しむ人々の助けとなるはずです。までが志望動機)
↓
妹は競技をやめ~は、また主人公の独白
というふうに読み取ったのですが、志望動機を記入しているシーンという解釈で合っていますか?
口頭の場合は「御研究所」で 文書の場合は「貴研究所」と書くから、願書を書いてるのかなと思いました。
以下、気になる点を挙げていき...続きを見る
419です!
9DIuk3mhさん
アドバイスくださり本当にありがとうございます!
非常に参考になりました。まさにご指摘いただいた通りだと感じます。
>信頼できない語り手を描く際のキモは「読み進める中で少しずつ気付く違和感」と「答え合わせ」
>パンチってのは「意外性」や「どんでん返し」
すごく腑に落ちました。
直しても直しても正解に近づいている感覚がなかったのですが、このキモを認識できてなかったから、情報を出す量とタイミングの加減がわからなかったんだなと気づきました。
問題のある語り手だということが伝わらないかもと不安になって、序盤から性格の悪さを小出しにしちゃったり…...続きを見る
yul0VJPjさん
添削とご助言を本当にありがとうございます!すごく参考になります…!
状況についてなのですが、すみません、面接で語っているシーンのつもりでした…!
口頭の場合は「御」にしないと駄目ですよね…お恥ずかしい限りです…。
本文そのものについても、初めと終わりに「」をつけるなり、冒頭に名前を呼ばれて返事をするような描写を入れるなりすべきでした…。
>それで私は、姉として、妹の役に立つ生き方をしたいと思いました。
>今私の机の上には、とある研究所の願書が置かれています。私はペンを取り、志望動機の欄にこう記しました。
実は、初めは全文を願書として書いていたのですが...続きを見る
「眠る」「静寂」「光」
感想と添削希望です。めっちゃくちゃポエミーだし死ネタが含まれてます。
月の光が窓から差し込んだ。彼の白磁の顔が照らされ、それこそもう一つの月が落ちてきたようだった。
私たちが出会ったのもちょうどこんな月が綺麗な夜だった。掴みどころのない性格と、星空のように美しい瞳。そんな彼に惹かれて、こちらから話しかけたのだ。
「私を月まで連れてって、これは英語圏では愛の言葉なんだ」
しかし、いくら親しくなっても彼の話すことといえば全て他愛のない世間話。天気やさっきのような雑学、中には隣人の趣味まで。それでも、話を紡ぐ声は一つの楽器のように私の心を癒してくれた。...続きを見る
最後の一文に余韻があって、すごく綺麗なお話でした。
楽器のような声、美しい容姿、掴みどころのない性格という情報から、ミステリアスな吟遊詩人のような浮世離れした男のイメージが広がりました。(現在の設定なのに、吟遊詩人は変かもしれないけれど)
Fly me to the moonと夏目漱石の表現を使った愛の表現が素敵でした。
一つだけ気になるのは以下の箇所。
「私を月まで連れてって、これは英語圏では愛の言葉なんだ」
しかし、いくら親しくなっても〜
台詞の後ですぐに次の場面に切り替わってしまっているので、せっかくヒロインが重要な台詞を言ってるのに読み流してしまいました。
...続きを見る
424さん添削と感想、ありがとうございます!
吟遊詩人、確かに合ってるかもしれないです!メッセージの意図も伝わっていて本当に良かった…。
実はその台詞は、彼が過去に言った言葉(天気や雑学の話題で回収)でした。しかし、彼女の台詞にも読めてしまうのは、それこそこちらの描写不足や余韻の弱さですね…。ご指摘ありがたいです。
お題「記憶」「罪」「償い」
650字近くになってしまい難しかったです。長くなってすみません…
一応BLです。添削感想歓迎です
畳の部屋に午後の光が静かに差し込んでいた。薄い布団の上で青年が寝息を立て、目元に隈を滲ませた若い男がそれを見つめていた。
昨日まで熱にうなされていたのが嘘のように穏やかな寝顔だ。猫っ毛が光に照らされて更に薄く見える。何度も見た顔なのに、眺めていると胸が詰まる。
周囲には欠けた茶碗に絞った手ぬぐい、お節介な大家に貰った錠剤の箱が散らばっていた。購入できるものは限られている。
男は目を閉じた。かすかな寝息、安アパートの下に流れる川の音、下校帰りの子供...続きを見る
逃げるばかりで最悪に等しいどうしようもない状況の中で、それでもこの小さな光を手放せない苦悩と微かな安寧にギュ…ってなった。薄暗がりでもがいている男と男のクソデカ感情、良い。あと個人的に「静かに息を吐く。疲れていた。どうしようもなく。」のリズムが好き。
雰囲気めちゃくちゃ良い分、要所要所で「うん?」と一瞬気を取られる描写があるのが気になってしまった。ほんとに細かい部分だから参考程度に…。
>猫っ毛が光に照らされて更に薄く見える。
→「薄く見え…薄毛?!いや色か…」ってなったので「猫っ毛が光に照らされて更に『色を』薄くしている』」
>目を開けると、青年が布団から上半身を起こして...続きを見る
添削感想ありがとうございます!仰る通り頭が薄いのかと思われる危険性あってめちゃやばいですね…光に照らされる薄毛じゃ情緒ぶち壊しで自分でも笑ってしまったんですが、こういうところは省略せず細かく描写を詰めたほうがいいですね
最後のところも読み返すと視点がすごく曖昧で言われてあーー確かにとなりました。誰視点なのか、言葉の取捨選択が全然上手くできてない気はしていたんですが何かいまいち足りない…と思いつつ自分の技量じゃ出力できるものがなくてそのまま押し通してしまいました。没入感を削がない自然な文章になるよう意識してみます
雰囲気が良いと言っていただけたのは嬉しいです!乾いた空気感出したい&尚且つ普段...続きを見る
既出お題再まとめ
・「月」「アイス」「指切り」
・「記憶」「罪」「償い」
・「青」「桜」「隠した」
・「発表会」「火」「帽子」
・「星」「秘密」「さよなら」
・「金魚」「塔」「喧騒」
・「血」「魔法」「スニーカー」
・「春」「幸せ」「髪を切る」
・「矛盾」「古い」「待つ」
見逃しあったらすみません
追加
・「時計」「雨」「扉」
・「罠」「ハート」「画面」
・「マーメイド」「薄紅」「つま先」
まとめありがとうございます!
「眠る」「静寂」「光」 もあるかな…?
ちなみに、キーワード3つの中から2つだけ選ぶのでもありですかね…?
己の力不足は重々承知なのですが…2つだと500字前後で収まっても3つ目を組み込もうとすると大幅にオーバーしてしまったり、展開の無理やり感を拭いきれなかったりしてしまい…!
「マーメイド」「薄紅」「つま先」
760文字です。長くなりました…。
表現・構成についてのアドバイスをいただけたらとても嬉しいです。
※痛み、溺れ、絶命の表現があります
--------------------------------
桟橋の先端に立つと、目の前には果てしない海だけが広がる。王子と娘は二人きり、波の音を聴きながら、じっと夜明けを待っていた。
「ああ……ごらん、ついに日が昇る」
水平線から、薄紅色がうっすらとにじみ始めた。愛らしく儚いその色が、隣に立つ可憐な娘そのもののようで、王子は誇らしさにも似た満足感を覚える。これほどまでに無垢で美しい存在を独占する己の...続きを見る
王子はなんで刺されることになったのでしょうか?
「なんか調子乗ってない?→あ〜あ、言わんこっちゃない」
これをテーマにしているなら、王子の愚かさを前半に提示して欲しいです。
たとえば、人魚姫の話に出てくる結婚相手の王女は正妻、人魚姫は妾のつもりで愛でているとか。
王子が刺される理由や動機がないと、「王子と両思いなはずなのになぜ刺した? なんで上手くいきそうなのに姉妹から渡されたナイフを持ってるの?」という本来の話の筋が頭を掠めて疑問が出てしまうので。
>読み書きも話すこともできない少女は、
ここを読んで初めて「少女」が人魚姫だとわかりました。途中までは王女のほうかな、と...続きを見る
441です。お返事が遅くなってしまいすみません…!大変失礼いたしました。
>王子はなんで刺されることになったのでしょうか?
>ここを読んで初めて「少女」が人魚姫だとわかりました。途中までは王女のほうかな、と思って読んでいました。
なんで?と思わせてしまって申し訳ありません…!
この点については、「王子は人魚姫を妹のように思っており、結婚相手は別にいる。なので人魚姫は必要な愛の条件を満たせないから泡になって消える」という設定だったのですが、読み返すとそんなの一言も書けてないですね…。お恥ずかしい限りです。
実は、初めはその辺りも書こうとしていたんですが、説明的にしか書けず浮いてしま...続きを見る
お題「時計」「雨」「扉」
情景描写ができているか、感想をいただけたら嬉しいです。
ここ余計or足りないなど添削してもらえたら非常にありがたいです。
朝から続く小雨のせいだろうか、それとも平日の疲れを引きずっているのだろうか。せっかくの休みだというのに、頭がぼんやりして何もはかどらない。
時計の針はもう午後五時を指している。仮眠を取るなら今だと判断し、重い体を椅子から起こして、床に寝転がれそうな場所を探した。ベッドだと熟睡してしまう気がしたのだ。
狭いワンルーム内に、十分な空きスペースはベランダに出る窓の前くらいであった。体をごろりと横たえると、ガラス戸から降りてきた春先の冷...続きを見る
ストーリーとしては分かりやすくまとまっていると思います
少し気になったところを上げますが、あくまで参考程度にしてほしいです
狭いワンルームに暮らしているなら、部屋の内装はわかりきっているので寝転がる場所をあえて探すという表現は不要な気がします
重い体を椅子から起こして、狭いワンルームの窓辺に寝転がった。ベッドだと熟睡してしまいそうだからだ。
このように変えても良いかなと
あとは夢だと確信したあとの幽体離脱のようなシーン、あれは夢だから肉体と精神の分離を表現したかったのかな?と解釈しましたが、読み手には夢だとという意識があるのに、そこからさらに幽体離脱して動き出してる?とチグハ...続きを見る
投稿主です。返信が遅れてしまい、大変申し訳ありません。
添削ありがとうございます。非常に勉強になります。
窓辺に寝転がるくだりは自分でもぎこちなさを感じて悩んでいた部分なので、スッキリした文章に変えていただき、とても参考になりました。
考えてみれば、私自身も部屋で寝転がろうとした際に意識して場所を探したことはないにもかかわらず、小説だからと無理に動作を説明しようとしていたように思います。
狭いワンルームという共通認識を活かすべきでした。
夢だと確信する部分についても、いただいたご指摘を意識しながら読み返してみると、もし自分が読者だったら何回か読まないと状況がのみ込めなかっただ...続きを見る
「マーメイド」「つま先」「薄紅」
約650文字。異種間GL、添削希望です。
恋愛ものとして成り立っているか、ちゃんとキュンキュンくるか助言いただけると嬉しいです。
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埠頭に佇む彼女に声をかけたのは気まぐれだった。
「もしかして、入水?」
真夜中に彷徨い込んだ顔は黒い。こちらを見下ろす目が外灯を反射し、幽かに光っていた。
「そこ、冷たい?」
「冬なんだから当たり前じゃない」
「なんでそんなとこいるの」
「だってマーメイドだもん」
「……話してていいの?」
「死ぬ予定なんだから良くない?」
「なにそれ」
彼女は笑い、崩れ落ちるように泣き出した。
仕事が辛...続きを見る
シチュエーションありきで無理やり会話させて動かしてる感が否めなくてキュンとしない。
二度目の「そこってさ、冷たい?」も最初に聞いたんだから「どのくらい冷たい?」→試してみたら?の方が自然だし。
あと首を伸ばしただけでキスできる高さってどんだけ低い埠頭で、かつ冬の海に落ちて薄紅色に染まったは非現実すぎて、シチュありきだなあって感想。このあと彼女は低体温で〇ぬでしょ。
シチュは素敵だけど、短編なのに情報が後出しだからスッと頭に入ってこないのかな。
肌を刺すような氷の風の吹く、真夜中の埠頭。
そこに佇む彼女に声をかけたのは、単なる気まぐれだった。
くらい最初に「冬」「真夜中」と想像できれば情景が目に浮かぶ。
好みの問題だけど。
マーメイドの「その口紅くれたらいいわよ」というセリフにはドキッとしました!
シチュは素敵だと思います。
気になった点としては、会話の始点である「そこ、冷たい?」がどちらのセリフか初見ではわからず、その後の「だってマーメイドだもん」からの逆算が必要でした。
「彼女」が発したセリフだというのが明示されていれば、もしくは視点人物が海の中にいると初めから認識できていたら、スッと飲み込めた気がします。
コメ主です。お三方とも、添削ありがとうございます!
どの方もとても的確で、しかも褒めていただいてすごく参考になりました!総括するとリアリティと地の文が不足してるのかな?と思います。精進します!
>452
確かに!キャラの掘り下げが不十分で、操り人形になってるのが良くなかったですね。同じ会話を繰り返すのではなく、試してみたら?のほうが自然というのもすごく納得です。
埠頭についてのリアリティが足りず、452さんも気持ちが冷める感じがしたのだと思います。ストーリーを展開させたい!という想いが強すぎるんですね。
めっちゃ低体温で死ぬと思います。2人に来る明日などなかったんや……
>...続きを見る
「春」「幸せ」「髪を切る」
BLです。字数オーバーしてますが、感想・添削希望です。よろしくお願いします。
「売ったぁ?!」
驚きから出た声は、元友人の鼓膜をビリビリと震わせたらしい。周囲の人から白い目を向けられ、ようやく声が大きかったことに気付き慌てて口を手で覆うも、時すでに遅し。意味のないその仕草に彼は溜め息を吐き、耳を塞ぐのをやめ缶ビールを煽った。
花見をしようと言い出したのは僕だった。遠く離れた異国の風習は、巡り巡ってこんな辺鄙で貧しい地にまで伝わって来た。本来は春に、桜の木の下でするらしい。けれど残念ながら今は秋、そしてこの国に桜の木はない。なので代わりに、季節の花...続きを見る
外国人カップルの話だと解釈したのですが合っていますか?
読んでみて初々しい恋人同士の話というイメージを受けました
気になったところを上げますが参考程度にしてください
彼の鼓膜をビリビリ震わせたのならば、耳は塞いでいないはず
あと人の声がうるさくても、実際は耳を塞ぐ動作をあまりしないのでその表現は不要な気がします
また「売ったぁ!?」のセリフの後の花見の説明が長くリズムが悪いので順番を変え削除出来るところは削除したほうがいいかと思います
意味のないその仕草に彼は溜め息を吐き、呆れたように缶ビールを煽った。
母国に桜はないけれど、日本のような花見をしようと言い出したのは一週...続きを見る
449です、添削ありがとうございます!
仰る通り、外国人の付き合い始めて間もない二人のイメージで書きました。
説明が長いのは自分でも少し気になっていました。伝わらなかったら…と思い長々と書いてしまうので、長くなりがちです。
書き直して頂いた文章がとても読みやすく、また削ってあってもしっかりと伝わって来ました。
頂いたアドバイスを参考に、丁度いい削り方やリズムを学んでいきます。
ありがとうございました!
個人的に2人の言動は気になりませんでしたし、付き合いの長さも感じられて素敵です。
ただ、辺境の貧しい土地、かつ桜の無い国なのに桜が何か知っている前提なのが違和感を覚えました。
春に“サクラ”という花の下で〜とか、いつかサクラってのを見に行こう、とか「知らない感」が出れば、まだ見ぬ花への憧憬が読み取れたかも知れません。
449です。感想、ご指摘ありがとうございます。、
コメントいただけていたと気付いておらず、お返事が遅くなってしまいすみません…!
素敵と言って頂けて、すごく嬉しいです!ありがとうございます。
無いのに知ってるのは、確かに言われてみれば……となりました。知らない感の演出、こちらもぜひ取り入れてみたいです。
ありがとうございました!
>元友人が、恋人になったとき。
これが書きたいがために冒頭で「元友人」って書いたんだろうけど、違和感とドヤ感が凄い。
普通に「目の前の人物」とかのほうが個人的にはいいと思うんだけど、「元友人」って言いたいんだもんね、仕方ないか…。
あと、「元友人が、恋人になったとき」じゃなくて、「友人が、元友人になったとき」じゃない?
「彼の告白に〜」で恋人になったのが分かるし、
「はにかむように笑った彼を」→「はにかむように笑った恋人を」にすれば良さそう。
お題「月」「アイス」「指切り」
いつもどういう風にまとめたらいいかわからなくなるので、アドバイス頂けますと幸いです。
昼間のことを思い出しながら、ベランダの柵に寄り掛かる。月が無く、星がキラキラと煌めいていて、夏の大三角が見えた。
今日も親友の恋バナを聞かされた。15年傍にいた自分にすら向けられなかった、誰かを愛おしいと思う優しい笑顔を見せつけられた。
買ったアイスがべとべとに溶けてしまっても、食べようと思えず、ただ黙って話を聞き続けた。
彼が口を開くたびに、自分が最初だ、親友の初めては全て自分だ、と嫉妬の炎が揺らめいた。
友達になったのも、好き嫌いの克服までを見守ったのも、指...続きを見る
幼馴染片思いのお話なのがわかりやすくて読みやすかったです
最後の独り言で女→男から男→男なのかなと捉えて読んだのですが違ったらすいません…
誓いのキス!?そこもうちょっと詳しく!と身を乗り出しました
昔は仲が良すぎるくらいだったという描写だと思うので、あんなに一緒だったのに向こうからしたら子供のころのただの遊び、覚えているのはきっと自分だけ、天の川に引き離されてもずっと想いあっている織姫と彦星が羨ましい…というような、ちょっと一方的な感情強めだとオチとしてわかりやすいかも
読んで頂きありがとうございます。わかりやすく作れていたのなら良かったです。
個人的には少し口悪めの女→男だったんですけど、男→男でもいいですね。
よくあるような結婚式を真似てほっぺとかにするだけのものなのですけど、それを重く受け止めてるのがこの子なんです。
まとめ方が分からず、よく変な風に飛ばしてしまうのですが、そのようにした方が確かに分かりやすく、感情が更に見えますね!
アドバイスありがとうございます!飛ばさず、丁寧に書こうと思います。
「星」「秘密」「さよなら」
感想、添削いただけたらとてもありがたいです。
BLまではいってないと思いますが、男性同士の距離が近いです。
改行込みで886文字とオーバーしてる上に、会話が多いので縦長になってしまいました。すみません…!
もし、ここ削れたんじゃない?という箇所があれば教えていただけると嬉しいです。
あとは、読んでいて引っかかる部分がないかと、視点のブレがないかが特に気になっています。
『ブラジルでも火星でも』
ふと画面端の時計に目をやると、二十二時を過ぎていた。
オフィスを見渡すと、他には後輩が一人残っているだけである。集中も切れたことだし、そろそろ退勤した...続きを見る
むっっちゃ萌えました!
このふたりの続きを読みたいです!
(できればBLで)
別れを勘違いしてお互い寂しがってる感じが良かったです。後輩くんの同行を推薦してるあたりも良きでした。
この後輩くんと主人公のやりとりをもっと見てたいぐらい好みの作品でした。
添削のつもりで読み始めたのに、それを忘れてしまうぐらい面白かったです。どこも削らないほうがいいなと個人的には思います。
感想だけになっちゃってすみません。好みに刺さりました。
作者です。読んでくださってありがとうございます!
うわーっ、萌えていただけてとても嬉しいです!続きを読みたいと言ってもらえるなんて、すごく幸せです。(BL発展予定で書いてたので、できればBLでと言ってもらえて嬉しいです)
二人の関係&お互い寂しがっている&勘違いをうまく描写できているかドキドキで投稿したので、くみ取っていただけて安心しました。
引っかかりなく読んでもらえるSSを目指したので、添削のつもりで読み始めたのに忘れてしまうくらい面白かったというお言葉、めっちゃ励みになります!
実は自分でも気に入ってるSSなので、好みに刺さったと言ってもらえて感無量です。改めて、感想を送ってく...続きを見る
かわいい〜!後輩も先輩もずっと仲良くしてて欲しい…「お前も行くんだよ」でウワッッそう来たかヤッター!ってニコニコになった。
会話が可愛いので削るの勿体無い、このままでも全然良いと思う。字数を気にしないなら、個人的に「オフィスを見渡すと、他には後輩が一人残っているだけである。集中も切れたことだし、そろそろ退勤した方がよさそうだ。」の後に「俺は後輩に『そろそろ帰るか』と声を掛けた。」みたいに退勤を促している描写を入れるかな。「帰り支度をしていると、」のところでちょっとだけ唐突感があったから。(めちゃ細かいし多分個人の好み)
字数もう少し減らすなら、序盤のところガッツリカットして「先輩、異動...続きを見る
作者です。コメントをいただいていたのに気づくのが遅くなってしまい、大変申し訳ありません…!
ウワッッそう来たかヤッター!って思ってもらえたの、すごく嬉しいです!ニコニコしてもらえてよかったです。
添削もしてくださってありがとうございます!
「帰り支度をしていると、」の部分、私も書いていて時間が飛んだ感覚があったので、アドバイスいただけてとてもありがたいです。
後輩の登場も唐突かもという気がしていたので、提示していただいたように自分から『そろそろ帰るか』と声を掛けていれば自然に繋がったのか…!と参考になりました。
相手が自席に寄って来るというイメージが固まってしまっていたのですが、...続きを見る
「マーメイド」「薄紅」「つま先」男女
添削でも批評でも感想でも大歓迎です。
彼女と出会ったのは夕暮れどき、観光客も滅多に来ない小さな入り江でのことだった。
「ここって、マーメイドがいるんでしょ」
彼女は下半身を水に浸し、ウッドデッキに寄りかかって尋ねた。入り江には僕と彼女の二人きりで、波の音と海鳥の声だけが聞こえた。
「……誰に聞いたの」
僕の愛想のない答えにも彼女はめげなかった。
「ホテルの人。ねえ、本当?」
彼女が首を傾げると、水滴を含む長い髪が夕陽に輝く。
「どうして僕に聞くんだ」
「地元の人っぽいから」
「地元の人……」
「違うの?」
「たぶん...続きを見る
まさか主人公が〇〇だったとは…!
切ないラストになりそうで胸が痛いです!
ハピエンに転んでもいいですが、個人的には擦り切れて干からびるまで探してNTRされて打ちのめされたいです 笑
慣れない体でさまよう描写がなんとも痛々しくて無理してる様子が伝わってきました
楽しく読ませていただきました。ありがとうございます!
ID違うけどコメ主です。感想ありがとうございます!
実は前半でヒロインを◯◯と誤認させる描写にすればよかったーと後悔してたとこだったので、好意的なご感想めっちゃ嬉しい。
お題と500文字前後にまとめることしか考えてなくて先の展開はまったく未定だけど、バドエンもいいな~!
主人公の必死具合を少ない文字数で頑張ったので汲み取っていただけて嬉しいです。
楽しんでいただけたようで良かった。ありがとうございました!
冒頭の初対面の淡々とした会話から、後半の命をかけても会いたいまでが唐突すぎる気がします。
文字数制限はありますが、もう少し二人のやり取りか僕が彼女へ想いを募らせる表現があったほうが良いかなと個人的に思います。
xzE5QrBHさんもコメントありがとうございます。
唐突だったか~!ゆるい会話が好きでシチュエーションの割に普通な会話のギャップみたいなのを狙ったけど、展開と文字数の兼ね合い的に厳しかったかもしれないです。
それか、一言ズバッと心を奪われるような台詞があればいいのかも。会話文を磨くことは怠っちゃいけないなと思いました。
考えてみます!
「金魚」「塔」「喧騒」 を使わせていただきました。
感想・添削希望です。
タイトルにすごく悩みました…。先日立っていたタイトルトピのように、もし思い浮かんだタイトルがあったら教えていただけると嬉しいです。
『金魚くるくる同好会』
「こっち来る前って、どのへん住んでたん?」
「……東京タワーの辺り」
「え! ええなあ! めっちゃドラマの撮影してんねやろ?!」
至近距離で大声を浴びてしまい、耳がキーンとする。やっぱり、相合傘なんて辞退すべきだっただろうか。
「あ、ゴメン。声デカかった?」
「……いや、大丈夫」
雨の中、走って帰ろうとした俺を「僕の傘、入れたるで!」と引き...続きを見る
わけあり転校生と天真爛漫善人同級生の心の交流、今後の展開見守りたい〜。行かなくても良いと言いつつ修学旅行一緒に行って楽しんだり過去のあれこれで一悶着あったりするのかな。掌編として綺麗に纏まりつつ二人の今後も想像の余地があっていいな〜と思った。
タイトルも可愛いからこのままでいいと思う。強いて言うなら「僕」くんが傘をくるくるさせてるシーンを序盤にさりげなく入れてある方が最後の「おなじことするやん」で序盤の仕込み回収&タイトル回収の納得感が増すと思う。
あと、距離感バグってるようで気遣いが出来る「僕」くんなので「いきなり心の中へ踏み込まれ、」の部分が「この子そんなズケズケ心の中入って来る子じゃ...続きを見る
コメ主です。感想と添削、ありがとうございます。
「僕」に傘をくるくるさせておく、すごくいいですね…。思いつけなかったのが悔しいです。
「いきなり心の中へ踏み込まれ、」の部分は、「俺」が「僕」にまだ心を開いていないニュアンスを意識していたんですが、読み手側が受ける「僕」への印象とずれてしまう可能性を考えられていませんでした。
「いきなり核心を突かれ」の方が流れとして自然ですね。今後は読み手視点の印象ももっと意識していきたいです。
>コメ主の文章って一人称なのに三人称一元視点みたいな感じがする
>読み手と主人公の心の距離感みたいなのが一文の中で違ってる感じが読んでてリズム崩される
...続きを見る
「罠」「ハート」「画面」
男女カプです。長くなりましたすみません。添削、感想希望。よろしくお願いいたします。
ーーーーー
待ってるね♡
短文連投。いつものやり取り。大きい画面欲しさに選択した手に馴染まないスマホを眺めた僕は、圧を感じるようになってしまった彼女への返答を悩んだ。
付き合って八ヶ月。告白は僕から。大学ですれ違って一目惚れ。のちに映研サークルでの邂逅に「これは運命だ!」なんてはしゃいでグイグイ押した。押し続けた。
その甲斐あって随分とベタな流れで掴み取った人生3番目の彼女は、僕のタイプど真ん中のロングヘアが綺麗な女の子だった。ついでに胸もデカめ。下心もバッ...続きを見る
添削できないので感想だけで失礼します。
面白かったです!特に彼女のキャラが立っていると思います。美人で優しくて友人も多くついでに近所の人気者というスーパー陽キャ善人っぷりに読んでいてイラッときました(すみません、それだけ感情が動かされたという意味での褒め言葉です)。最初は押せ押せだった彼氏も彼女の人生劇場の一装置にしかなれないとしたらそりゃ心も沈むよね……と同情しました。この「良い人だけどなんか嫌な感じ」の表現がすごく上手いと思います。
ただ最後の段落で実は彼女の罠だったと匂わせるところ、これは添削でなくあくまで私の感想ですが、エピソードとのつながりが薄くて若干こじつけに感じました。
...続きを見る
478さんありがとうございました。いえいえ、率直な感想嬉しいです。良い人だけど何か嫌な感じ、同じ陽キャ枠のはずだった「僕」の鬱屈した感じが少しでも伝わっていれば本当に嬉しいです。
有難いお言葉しかありませんでした。精進いたします。
478さんとは逆で、彼氏のほうが嫌な奴ってことを書きたい話だと思って読んでしまいました。
大量のビールあるのに冷えてないからって居酒屋に行くとか、モラハラを示したいのかな…って。
罠の部分は、罠に思えないという点は478さんと同意見です。
なので、罠でもなんでもないことを罠だと思ってしまう彼氏が嫌な奴っていう表現なんだと理解しました。
以下、添削や疑問点です。
「待ってるね♡」だけでは「連投」ではないので違和感。
後で鰹のくだりがあるけど、それを言わずに冒頭では「連投」の説明が無い。
「待ってるね♡
怒涛の短文連投の締めにいつもの言葉。」とかなら良さそう。
>...続きを見る
「罠」「ハート」「画面」
感想・添削希望です!よろしくお願いします。
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「送り贈られ」
赤いアルミ箔に包まれた、小さなハート。ついさっき、他部署の同僚に渡された、かわいらしいバレンタインチョコだ。とりあえずノートパソコンの横に置いてみたものの、俺の殺風景なデスクとはミスマッチ極まりない。
『この前、私がグループチャットでシステム障害の経過報告をした時、あなたがハートのスタンプを押してくれて、すごくホッとしたんです。だから、感謝の印として』
同僚はそう言って俺の手にチョコを握らせると、足早に去っていった。あまりに一瞬の出来事で、こっちだって会っ...続きを見る
チョコくれた相手が(笑)
いい年してそうなオッサンふたりで♡の送り合いっこ!! 主人公もなかなか渋そうなのにうっかりしてて萌えた。笑いました。最後の一文好きです!
投稿者です。笑ってもらえて安心しました…!笑
渋いオジサンたちをかわいいと思ってもらえるような話にしたかったので、萌えたと言っていただけて嬉しいです!
うまく締まってるか不安だったので、最後の一文を好きだと言ってもらえてよかったです。
読んでくださってありがとうございました!
面白かったです!
しっかり起承転結があって、驚きも含まれていて、楽しいお話でした。
ちょっとだけ気になった点。
>コワモテで有名なかの情報システム部長
「かの有名な」という文脈なのは分かるのですが、「なかの」と読みそうになるのと、「コワモテで有名な情報システム部長」で良いような…?
>身内には舐められ気味ではあるものの
家族のことも部署内のことも「身内」と呼ぶことがあるので、どっちのことだろう?ってなりました。
分かりやすくするなら「家族」か「部内(部署内)」のほうが良いような気が。
私が何か読み違いをしていて的外れな指摘でしたらスルーしてください。
投稿者です。読んでくださってありがとうございます!面白かったと言っていただけて嬉しいですー!ちゃんと楽しい話にできていてよかった…!
> 「かの有名な」という文脈なのは分かるのですが、「なかの」と読みそうになるのと、「コワモテで有名な情報システム部長」で良いような…?
ご指摘いただいた通り、「なかの」に見えますね…。「コワモテで有名な情報システム部長」の方がすっと頭に入ってきます。
ぱっと見で伝わるよう書けているかどうか、今後は意識していきたいと思います…!
> 家族のことも部署内のことも「身内」と呼ぶことがあるので、どっちのことだろう?ってなりました。
本当ですね…部内とい...続きを見る
「雨」「猫」「別れ」
感想、添削希望です。
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窓の向こうは灰色混じりの薄い青。ニュースによるとこの地域も梅雨入りしたらしい。
ぐじゅぐじゅ、じゅるじゅる。
クッションの上に座った私のそばで、みっともない音を立てて大雨が流れ始めた。
「ごめんね、ランちゃん」
しゃくり上げながらユキちゃんが言う。
「ランちゃんあの人に懐いてたのに。私のせいで」
いいよ、気にしないで。
「もうここには来ないのかな。来ないよねぇ。荷物も全部運び出しちゃったし」
ぺたんと座り込んだユキちゃんの顔を見上げると、目元も鼻の下もびちょびちょに濡れていた。私は立ち上がっ...続きを見る
悲しい時に不思議と飼い猫ちゃんて、飼い主のことを慰めてくれるんですよね。
猫を飼ってたときのことを思い出して癒されました。
猫の視点から飼い主のユキちゃんの失恋を慰めている場面を描いたものですよね。
最初に読んだとき、実は場所が「ユキちゃんの自室」なのか、それとも車の中とかなのか、情景をはっきり思い浮かべにくい感じがしました。
「窓の向こう」だけでも家の中なのかな、というイメージはわくけれど、さらに飼い主の部屋が舞台であることを読者に示す描写が欲しいです。
>ニュースによるとこの地域も梅雨入りしたらしい。
今、テレビの天気予報で流れているのを、部屋の中で猫が聞い...続きを見る
ランちゃんとユキちゃんが仲良しで心温まりました。どっちもかわいくて好きです!
梅雨という時期がちょうど現実とも合っていていいなと思います。
個人的には「視点はもしかして猫ちゃんかな?ユキちゃんは恋人と別れちゃったのかな?」→「あ、やっぱりそうなんだ!」と少しずつ状況がわかっていったのが楽しかったです。
添削という目線でしいて言うならですが…以下は個人の主観なのでピンとこないと思ったらスルーしてください。
・私の想像力不足も多分にありますが、灰色混じりの薄い青、というのがどういう天気なのか、やや曖昧に感じました。
灰色が混じっている、くらいなら晴れ寄りなのかな?でも梅雨の話が...続きを見る
>窓の向こうは灰色混じりの薄い青。
「灰色混じりの薄い青」が雨が降りそうな曇り空だと私はイメージできました。
でも、冒頭と最後で2回繰り返すほどの文ではないように思います。
もし繰り返すなら、冒頭はそのままの文で、最後は「〜薄い青。私の毛の色と一緒。」とか、違う意味を乗せるならアリかもです。
>この地域はもう梅雨入りしたらしいけど、ユキちゃんの心が晴れるのは、いつになることやら。
この一文を入れるなら「この地域は梅雨明けしたらしいけど」のほうが良いのでは?と思ってしまいました。
その上で、冒頭も「〜薄い青。今にも降り出しそう。」とかに変更したほうが良い気がします。
...続きを見る
お題「月」「アイス」「指切り」
完全に字数オーバーです、すみません…。
感想、添削希望です。話がちゃんとまとまっているかどうか不安です。よろしくお願いします!
残業のせいで随分と夜が更けた中、せめてもの労いとして買った当たり付きのアイスを食べながら帰路につく。田舎の夜道は暗く、もし人がいても近づかないと気づかないだろう。でも、おかげでよく見える満月が、彼女と最後に見た月に似ていて、またあの頃を思い出していた。
20年前、小学生だった僕らは何をするにも一緒だった。遊びも、勉強も、今食べているアイスも。世界は2人を中心に回っていると本気で信じるくらいには、毎日がキラキラと輝いていて...続きを見る
話、すごく綺麗にまとまってると思いました。
>今の寂れた小指を眺めがら、
ここの表現、あまり見慣れなくて、イメージが上手く浮かびませんでした。
おそらく字数制限を意識されて省略されたと思うのですが、具体的にはどういう状態の指なのでしょうか?
彼女と指切りも出来なくなった寂しい指?
子どもの頃から成長して劣化した指?
寂れた指でgoogle検索をしたら、
「健康状態の悪化した指」「手入れの行き届いていない指」
「指紋が薄くなった指」などの表現が出てきました。
カサカサに乾燥して寂れた小指、とか少し具体的に描写するとイメージわきやすくなるかも。
(意味をとらえ損ねて...続きを見る
491さん、ありがとうございます!
いろいろと削っていくうちに、話として大丈夫なのかすごい不安になってたので助かりました…!
寂れた小指に関して、大人になって、社会に出てから仕事やらで、昔よりもも荒んでいる様を表したくて使ってました。
たしかに491さんのように説明を加えたほうが分かりやすくて、いいなぁと思いました。精進します!
読んでくださりありがとうございました!
話まとまってるとは思います。
冒頭で「当たり付きの」と言わなくても、後半の描写だけで分かると思います。
当たり付きのって書かれるとネタバレ感ありますし…。
「買ったアイスバーを」で良いかと。
>20年前、小学生だった僕らは何をするにも一緒だった。遊びも、勉強も、今食べているアイスも。
20年前なのに今食べている!?
いや、今食べているアイスの銘柄を昔も食べてたんですよね、まぁ分かるんですけど…。でも違和感です。
「遊びも、勉強も、アイスを食べることだって。」とかどうでしょう?
>当然僕らは反対したが
急に登場人物が3人になったのかと思いました。
...続きを見る
「時計」「雨」「扉」
読む人がさっくり読めて、分かりやすい文章を書けるようになりたいので挑戦させていただきました。
感想や添削をいただけると嬉しいです。
よろしくお願いします…!
向かいの家の紫陽花が咲いた。真っ青なまんまるに雨の雫がはじけている。
窓から視線を外して壁時計を見ると、もうずいぶんと時間が経っていることに気がついた。雨が降りはじめてからずっと外を眺めていたせいで首が痛い。
向かいの家の紫陽花、去年はピンク色じゃなかったかな。そういえば、紫陽花の花に見えてる部分って、本当は花じゃないんだっけ。君が帰ってきたら話してみよう。そんなことが、また一つ二つ...続きを見る
真っ青なまんまるに雨の雫がはじけるー鮮やかな紫陽花の絵が浮かんでとっても綺麗。
>窓から視線を外して
なんとなく不自然。
主人公が見てたのは窓の外の向かいの紫陽花だよね。窓自体じゃなくて。
窓辺から振り向いて室内の時計を見る動作だと思うんだけど、ここをもっと自然な描写にできないかな。
あと細かいことなんだけど、手の甲に涙が落ちたときって音がするかな。机の上に落ちたときは音がすることもありそうだけど、手の甲だと涙が落ちてもすうっと吸い込まれて音はしないイメージがある。雨粒が落ちる勢いのほうが強いと思うんだよね。
浮かんでくる情景は綺麗で、恋人を待ち続ける切なさがあって短く...続きを見る
502さん
書いた者です。
確かに、紫陽花を見ていたところに急に「窓」を入れてしまうと視線がブレるというか、不自然ですね…!
動作を滑らかに描写するためには、人物が今何をしているのかを書き手がしっかり理解しておくのが大事なのかも…勉強になります。
音についてのアドバイスもめちゃくちゃ有り難いです。
目に見えるものを観察するだけじゃなく、普段の生活の中にある音にも意識を向けなきゃなって思えました。雫がどこにどうやって落ちると、どんな音がするのか…そこまで考えて書いていなかったので…。
綺麗、短く纏まっている、とご感想もいただけて凄く嬉しいです!
ありがとうございます!
「星」「秘密」「さよなら」
長くなってしまいました、すみません…!
添削希望です!よろしくお願いいたします。
『しるべは赤く』
探していた男は、町はずれの丘から夜景を眺めていた。
「マルス殿」
名を呼ぶと、男はゆっくりと振り向いた。風貌こそ初老だが、瞳には若々しい力が宿っている。
「やあ、王弟殿下。見つかってしまったか」
深いバリトンの声には慈愛がこもっていた。戦火の中で、彼の声に、言葉に、何度救われたことだろう。
──軍神マルス。私の祈りに応えて主神ユピテルが遣わした男。
「お別れくらい、言わせてください。神にすがるしかないほど追い詰められていた私たちを、貴方は導...続きを見る
この短さで物語の背景も二人の関係性もわかるし綺麗に纏まってて良いと思う。
説明ぽさというか、
「お別れくらい、言わせてください。神にすがるしかないほど追い詰められていた私たちを、貴方は導いてくださった。たった三ヶ月で、侵略者を殲滅してくださった。……本当に、ありがとうございました」
のところが「くださった」が重なってるのが「ここ説明したかったのかな?」て感じたので地の文にも分散させても良いかなと思った。
「お別れくらい、言わせてください。神にすがるしかないほど追い詰められていた私たちを、貴方は導いてくださった。……本当に、ありがとうございました」
「ハハ、またいつでも呼ぶとい...続きを見る
コメ主です。添削ありがとうございます!
重箱の隅なんてとんでもないです。細かい部分まで見ていただけて本当にありがたいです。
「たった3か月で」の辺り、お礼のセリフに背景情報を詰め込みすぎてる自覚はあったのですが、どうすれば良くなるのかわからなかったので、地の文に回すと助言いただけてとても参考になりました。
詰め込みすぎだと感じた時は、周辺の密度薄めなところに移したらいいのかも?と学びを得られました、ありがとうございます!
対価の部分は伝わらないのが怖くて説明過多にしてしまった感があります…。
どういうこと?と言われるのを避けたいがあまり、書いていただいた内容のような、読み手の...続きを見る
使用お題:「マーメイド」「薄紅」「つま先」
字数:約510字
雰囲気百合です、感想添削どちらでも歓迎です。
『ブライズメイド』
「ねえ玲ちゃん、やっぱりちょっとチーク薄いと思わない?」
純白のマーメイドドレスの裾を翻して、茜が不安げにこちらを振り返った。メイクさんが仕上げにほんのひと刷毛した薄紅色が、頬に淡くきらめいている。きれいだ。足元はまだスリッパだけど。
「薄いほうが上品」
「そう?」
「それにアンタ緊張したらすぐ顔赤くなるんだし、ちょうどいいんじゃん?」
「もー」
形のいい唇を尖らせて鏡に向き直って、かと思ったらバッグを探ってミントタブレットをつまんで。そん...続きを見る
すごく…いい!一番大切な存在が自分以外の何かによって世界で一番輝く様を目に焼き付けているのをさらさらっと書いてるのに、主人公の気持ちを考えるとズン…ときて、この対比が良い。
「メイクさんが仕上げにほんのひと刷毛した薄紅色が、頬に淡くきらめいている。きれいだ。足元はまだスリッパだけど。」の緩急好き。「きれいだ。」の短い中に詰まった主人公の複雑な心情…
個人的には正直この字数で直すところない。字数足すなら二人の人物像の深掘りが欲しいかも?足りないではなく「勝手にわくわくしながら2人の背景を想像したけど出来たら正解を教えて!」みたいな気持ち。
添削するとこないけど、本当に強いて言うなら...続きを見る
>>515
510作者です、感想添削ありがとうございます。
登場人物の細かい設定は盲点でした。感情の対比、+それを補強する色の対比(「茜」色/涼やかな感じの「玲」)と遷移(薄紅色→水色→濃紺)がメインテーマで、二人の名前と性格をざっくり決めたくらいです。
設定詰めてたら何か広がりを持たせる1行を足せたかもしれない…!
そして「人魚だったら良かったな」のとこ、読み取ってくださってすっごい嬉しいです。
「マーメイド」ドレスと「海」でアンデルセンの人魚姫がうっすら浮かぶくらいを想定して、
愛を言葉で伝えられないのは同じだけど、主人公は人魚姫のように自分の全てを捧げる事はできず、泡...続きを見る
添削・感想お願い致します。
キーワード「レンタル」「冷凍」「日本一」
この映画が終わったら、冷蔵庫を確認しにいこう。君がずっと観たがっていて、だけど一緒には観に行けなかった、あの映画。レンタルで配信が始まったらしいと知った日、最近は早いねと言うと、映画館で観るのがいいのにと君は拗ねた顔で言っていた。そんな姿も可愛いと、心から思っていたのに。
口ぐせのように「日本一の彼氏だ」とよく目を細めて言ってくれた。素直で、リアクションが大きくて、ちょっと大袈裟で。そんなところが全部好きだった。重ねた年月は、いつしか「日本一の彼氏」を「日本一口うるさい」「日本一嫉妬深い」に変え、嬉しそうな瞳は睨む...続きを見る
さ、最悪だ…!(彼氏が)ってまんまと思わされた…主人公、お前は日本一最悪な彼氏だよ!涙
一文目の「この映画が終わったら、冷蔵庫を確認しに行こう。」の不自然さに気を取られて話になかなか入り込めなかった。次の文が「君が」から始まるから頭が「君ちゃんは冷蔵庫が欲しかったから家電を見に行くってこと…?じゃないな!映画の話ね!」って勝手に勘違いして混乱してしまった…(これは私の読解力の問題ではある)
「冷蔵庫」のインパクトに引っ張られてしまったので、間に「エンドロール(or安っぽいセリフを吐く登場人物たち)を眺めながらぼんやりと僕は考えていた。」みたいな文章があるとクッションになって「君が観たが...続きを見る
添削ありがとうございます。
改行が少ないのは、こだわりでなくクセだと思います……。確かに、読みにくさをもっと考えないといけないと実感しました。
緩急についても、とても勉強になりました。
実際の例までありがとうございます。こんな風にすると読みやすいんだな、読者の思考を誘導できるんだな、と発見になりました。
すぐに活かしていきたいと思います!
キーワード「小指」「緑」「塩」
感想、添削希望です。よろしくお願いいたします。
『エメラルドは君の色』
「それ、ピンキーリングっていうんですよね。ついてるのってエメラルドですか?」
「ん? ああ、うん」
後輩からの唐突な質問に、頬張っていた米を慌てて飲み込んで答える。向かいに座る男は、「綺麗ですね」と言ったあと、視線を手元のスマホに移した。
「えっと、小指の指輪は幸運を呼び込む……あ、エメラルドの石言葉も幸運だ」
「何調べてんの?」
「指輪とか宝石とかって意味があるって聞いたんで。おっ、エメラルドって恋愛成就のお守りにもなるらしいですよ」
「げっ」
誰が聞いてるか...続きを見る
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